概要
肩書は「丑」の戦士 『ただ殺す』失井。
本名は樫井栄児(かしいえいじ)で、大戦にかける願いは「助けが欲しい」。
戦場では敵陣を例外なく全滅させる、通称『皆殺しの天才』。
人物像
背中を覆うほどのロン毛に、髪の毛の一部なのか両側頭部から角のような何かが天に向かって伸びている。
五歳の初陣の時から敵を皆殺しにし、彼が天才の名をほしいままにしすぎて彼の後には天才という言葉の意味自体が変わり、他の人間には比喩としてしか使われなくなり、それが絶えることなく続いて現在に至るという、突っ込みどころが多すぎてひっくり返るほどの華々しい経歴の持ち主。
「正しいことをただ正しく行う」ことを信条としており、敵対者には容赦しないが、非戦闘員だと判断した者を助けたり、恩を受けたと感じた相手には必ず報いようとするなど、有情かつ義理堅い一面も持つ。
ただ、下記のように天才であるが故に不完全な凡人の気持ちが理解できないことが多々ある。
戦闘スタイルおよび能力
武器は「牛蒡剣(ごぼうけん)」と呼ばれるサーベル。特別な機能等はないただの量産品ながらとても大事に使われており、敵の攻撃を最小限の動きでかいくぐりながらバッサバッサと斬り捨てるのがバトルスタイル。
その剣戟は人体は勿論、街灯だろうと鉄橋だろうとあらゆるものを容易に切断する。
その姿は世間からは「わけがわからない程強い」と評判になっており、他の戦士達からは「間違いなく優勝候補の1人」と恐れられている。
事実、大戦中は他の参加者のような特殊能力は持っていないにもかかわらず、ドーピングで強化された鳥使いを瞬殺し、化学施術をその身に施した巨人を敗走させている。
弱点があるとすれば不意打ちに弱いことだが、それも大抵の場合はどうにか対処して事なきを得ている。
劇中での行動(ネタバレ注意)
※以下、『十二大戦』および『十二大戦対十二大戦』におけるネタバレ注意
- 『十二大戦』
バケモノ同然の状態で攻めに来た憂城と交戦するが、砂粒の死体の奇襲により、身動きが取れず自殺も不可能な状態にされる。そこに超火力の爆弾「醜怪送り」を持ってきた寝住の提案に賛同し、憂城と砂粒の死体共々大爆発に巻き込まれて死亡する。
ちなみに、妬良の事は少しだけ覚えていた模様。
- 『十二大戦対十二大戦』
今回の対戦の説明を受け、今大会の信用性を懸念したが状況が状況故に協力には合意した。自己紹介として戦士たちの前で名乗った直後、寝住に擬態していたフレンド・シープにより首を撥ねられ殺害される。