アフレコ
あふれこ
「アフター・レコーディング」の略称。映画やドラマなどで、撮影後に俳優(もしくは声優)の台詞(声)だけを別途録音する事を言う。
収録
吹き替え作品の場合は、翻訳家が事前に台本を作成。
アニメ作品では、アフレコ用の台本と映像が声優に渡され、録音当日までに各自練習する。
録音当日には、演者が録音スタジオに集まる。
収録前にプロデューサーや監督、音響監督が演出方針の説明等を行う。演技において疑問点などあれば、この時間に打ち合わせておく。
その後リハーサルを2回通して、全体の流れを掴み、演技のすり合わせをしてから本番となる。
声優は収録ブースで収録し、スタッフは防音されたコントロールルーム(調整ブース)から指示を与える。
収録は、映写やモニター画面・片手に持った台本を見ながら、数本のマイクを全員で共有して行う。
アニメ作品の場合、モニター画面に完成した映像が流れることは少なく、絵コンテの状態のものがほとんどである。
どのキャラが出ているか分かるように、色分けされたキャラの名前が、台詞を発する間表示される。
自身の担当するシーンが近づくと、声優はマイクの前へ移動し、交代しながら録音が進められる。
台本通りに収録するとは限らず、収録の段階でアドリブが飛び出したり、演じやすいように台詞の言い回しを変える事もある。
本番の収録が終わると、NGや演者・スタッフが演技に納得いかなかった部分を各々録音し、一通り収録が終わる。