概要
アズールレーンに登場する人類の敵「セイレーン」の中でも、名前を持つ特別な個体。チェスの駒名で表されるセイレーンと違い、固有名詞を持つ。ストーリーでの名称はテスターβだが、艦名は「デビルフィッシュ」と称されている。デビルフィッシュといえば「タコ」や「イカ」などを思い浮かべるかもしれないが、飛行機の翼のような武装や長く延びる尻尾などから「オニイトマキエイ」と思われる。
超巨大な砲塔を片翼に3基ずつ、巨大な魚雷発射管のようなものを3連装で腰に、腕は飛行甲板と思われる平たい面を持つアームに収め、脚は立つことを想定していない魚のひれのようなアームで収めた、まさしく全身兵器と言わんばかりの重武装をしている。セリフしか無いテスターαと違って積極的に戦場に出るタイプであり、日本版では少なくとも2つのイベントで主人公達との交戦経験を持つ。しかし、公式Twitterにて公開された軍事記録では、大本営に彼女たち「セイレーン」との交戦自体「無かった事」として処理されたため、公的な記録として本編で残っていないモノと思われる。
活躍
本編
テスターαと共に登場。自分たちの持つ技術をレッドアクシズに与え、本編で起きる戦争を引き起こした遠因であり、且つ自分たち及び人間の進化のために必要な事として戦争の火種を蒔いたとされる描写がなされた。
軍神の帰還
何故か「テスターα型」という名称で登場。鏡面海域に迷い込んだ五航戦と綾波たちを強襲。絶望的な性能差で重桜の仲間達を殺める一歩手前までいった所で三笠の襲撃という『予想外』を受ける。この想定外の事態に困惑し、軍神の力を一身に受けるも完全な破壊に至らず、予定調和に飽きていた彼女たちは『予想外』が発生しうる現状に歓喜しながら鏡面海域を去った。
鏡写されし異色
鉄血の艦隊を用いた鏡面海域での<白>-White-(主人公達)の活躍の果てに、駒であるティルピッツら鉄血艦の覚醒がなるかどうかを見届けた。駒でしかなかったティルピッツは最終的に覚醒するも、どこかにいる「別の自分」を救うことを頼んでその命を落とす。こうして鏡面海域の実験は終了、複数の駒の覚醒を見届け、本来ならここでリセットをかけるはずだが、ここまでの激戦を経て勝利し続けた<白>へ興味を湧かせたテスターβは自ら出て彼女たちを襲撃。「ソウゾウシュ」(指揮官ではない)の秘蔵っ子らしい主人公の艦隊を圧倒的な性能差で追い詰めるも敗北。自然進化の果てに自分を打ち負かす『可能性』を見せた<白>への恐怖と期待を交えながら歓喜の声を上げ、鏡面海域をリセットした。いつかまた邂逅するときを宣言しながら―
強さ
大陸版の「異色格」においてその絶望的すぎる圧倒的物量で多くのユーザーの可能性を摘み取り、引退に追い込んだ化物である。
簡単に言えばアズレン版戦艦レ級。砲撃、雷撃、航空攻撃の全てが可能であり、そのどれもが強力というどうしようもない絶望。砲撃は本編3章以前までに見せた様々なボスが取ってきた弾幕を複数再現。雷撃は隙間の埋まった回避不可能攻撃且つこのイベントで実装された磁気魚雷であり、その後少し間を置いてから飛んでくる高速魚雷という波状攻撃。航空攻撃は暫く前衛の側に留まって豆粒弾幕を大量展開して此方を容赦なく削ってくる。そしてHPは「レベル×99本」の前代未聞の超耐久。ハードに関して言えばレベルが99なので、99Lv×99本という天井といっても差し支えの無い体力を保有していた。どんな強力な雷撃も砲撃でHPを削っても先が見えず、砲撃や航空攻撃でシールドスキルは一瞬ではがされ、少しでもスキを見せれば回避不可能の弾幕で殲滅され、後衛も航空機の容赦ない襲撃で全滅する。…こんな化物を配信して2ヶ月もたってない時期に出したのだった。そりゃ引退者出るよ…
日本版では「異色格(鏡写されし異色)」の開催は見送られ、2つのイベント海域を挟んだ上での開催のため、テスターβの性能はかなりマイルドに修正された。避けどころがある魚雷攻撃、火力とスパンが下がった砲撃、航空機の弱体化など、異色格の情報を聴いて身構えた多くの日本指揮官の恐怖を杞憂に終わらせたのだった。ハードのレベルも本イベント最高だがLv80と大陸版から19も低いため、大陸版ほどの猛威を振るう事は無かった。
ただ、軍神の帰還におけるテスターβの物量は大陸版の片鱗を見せていた。アレを大陸版の方々は異色格で争い、三笠無しで迎え撃ったのだった…合掌
関連タグ
汎用型ブリ どこか容姿に面影を感じるプレイヤーがいるとか