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編集者:riruaku
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概要

2014年11月7日に幻冬舎より出版された百田尚樹による、やしきたかじんの最後の配偶者・家舗さくら視点によるたかじんを巡るノンフィクション小説。 とされている。

実態

実際家舗さくらの一方的な視点で家舗さくらに都合のいいことばかり述べているだけで、さらにはさくらにとっての敵対者であるたかじんの前妻やその娘など家族や関係者を誹謗中傷するという、、ノンフィクションとは程遠い代物。

家舗さくらはたかじん死後の遺産を巡る争い等で自身の立場を有利にするために百田尚樹や幻冬舎にこの話を売り込み、幻冬舎や百田尚樹は一部で大人気の芸能人のネタを使ってのカネ儲け目当てでこの作品を手掛け、百田はその影響力でテレビや雑誌など多くのメディアで宣伝をぶち上げたが、皮肉にも多方面から反発を食らうこととなった。

常日頃、問題発言を繰り返してはtwitterが炎上したり批判を受けている百田だったが、作品の内容が原因で炎上したのはこれが初めて。

普通ならば作家としてどころか人として信用を失うレベルの不祥事だが、百田尚樹は安倍晋三バーニングプロという後ろ盾がおり、さらには出版不況化でありながら確実にヒット作を出すベストセラー作家であるために出版社からは表立って攻撃されることなく、それどころか百田擁護記事まで出てくるというレベルで、いまだ理不尽なレベルで安泰である。

訴訟

 2014年11月、たかじんの長女が、当人について本書に記述された内容が虚偽であり、名誉毀損とプライバシー侵害に当たるとして、百田と幻冬舎に出版差し止めと1100万円の損害賠償を求めて訴訟を起こした。

 百田は「たかじん氏の娘が出版差し止め請求の裁判を起こしてきた。裁判となれば、今まで言わなかったこと、本には敢えて書かなかったいろんな証拠を、すべて法廷に提出する。一番おぞましい人間は誰か、真実はどこにあるか、すべて明らかになる。世間はびっくりするぞ。」とTwitterで発言し、裁判での勝利に対して自信をうかがわせた。

 2016年7月、東京地裁は同書の記述6箇所が「事実とは認められない」として、名誉毀損とプライバシー侵害と認め、330万円の支払いを命じる一方、出版の差し止めについては却下された。幻冬舎はこの判決を不服として、東京高裁に控訴。

 2017年2月、東京高裁は地裁判決に加えて、別の一箇所も「長女が非常識な人間との印象を与える」と判断し、賠償額を365万円に増額した。幻冬舎はこれを不服として最高裁に上告。

 2017年12月21日、最高裁は幻冬舎の上告を退け、高裁の判決が確定した。

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