CV大川透
概要
かつては【八柱将】の官位を持っていたが、トキフサの策略により追放処分を受けたことから政に嫌気がさしてしまい、自身にかかった状況をそのまま受け入れ人里離れた場所で悠々自適の生活を送っていた。
曰く『土地が豊かだから、贅沢さえしなけりゃ少し労働をすれば あとは悠々自適に生活できる』
娘と息子が家を飛び出してからは、一人暮らしらしく 狩りを初め畑仕事をしたり釣りをしたり、親しい者と将棋をさしたり、詩を競ったり、最近は絵画に手をだしたりと多種多様の趣味を持って生活している模様。
ある日、娘と息子がオシュトル一行と共に来訪してきた時に 娘から『【家督】を譲って欲しい』と頼まれるが、答えはもちろん否。
理由は『自分の娘や息子に【御家】や【氏族】だの、重たいものを背負わせるつもりはないんだ』とのこと、それに対し娘から『それを背負うだけの【覚悟】がある!』と言われるが、『【覚悟】という言葉は、軽々しく使うものではない』と言い放つ
その後に放った言葉がアンジュの気に障ってしまい、娘が『【聖上】から大きな信頼をされている』ことを知るとオシュトル一行に協力する。
が、【御家再興】ともなれば大きな問題が発生するため 娘に『【氏族】をまとめ上げるためには、長の証である金印をみせるしかないだろう』と一つの案を出す。
強奪という過程であったものの、娘がちゃんと金印を持ってきたことで【家督】を継ぐための鍵が揃ったため納得するが娘自身が『金印は姫殿下に返上する』と判断。
それに対し質問をすると、
『私は【金印】や【家督】でもなく、父上のような【長】になりたい! トキフサのような卑劣なやつが後生大事に持っていたことで解った。【金印】などに大した価値はないんだ!』
と
『【金印】は、所詮は金でできただけの印章。 これを持っていれば皆従うけど、それは金印を持っている者なら誰でもいい という形になってしまう。 だから、【金印】がなくても【長(おさ)】だと言ってもらえるような者になりたい!』
勢いだけではない確固たる想いをこめての回答に驚きをみせる。
娘が家督を引き継ぐと、『お前、オシュトル(あいつ)と懇ろの仲になれ。 添い寝するだけじゃあ、子供はできないからなぁ・・・』と結婚して子孫繁栄を命ずる
のちに【オムチャッコ平原】にてイズルハ軍の指揮を取り、オーゼン率いるクジュウリ軍、ソヤンケクル率いるシャッホロ軍、イタク率いるナコク軍と共にライコウ率いる朝廷軍と奮戦する。 この時『まさか、今頃になって 再び帝の元で弓を取ることになるなんてなぁ・・・・しかも、同じ戦場には まだまだ頼りないと思っていた【娘】と【息子】が居ると来たもんだ。 世の中ってなぁ、どう転ぶか わからねぇもんだなぁ・・・』と呟き『折角だ・・・エヴェンクルガの戦いってのを あいつらに見せてやらねぇとな!』と父として先代氏族長として、人生の先輩として戦に挑む。
帝都奪還後は、アンジュから【右大臣】の官位を授かる。 (最初は『自分は、もう隠居した身なので・・・』と遠慮していたが 『そなたの仁徳があったからこそ、兵や物資が集まった』 『人手が足りない、才在る者を遊ばせておく暇がないのじゃ』と言われ オシュトルから『現在は人で足りぬ・・・引き受けてはくれまいか?』と頼まれ【右大臣】に就任する