美樹本洋介
みきもとようすけ
*******概要
カメラマンを自称する髭面の大男。
シナリオによって役割が大きく変わるのはマルチシナリオを謳い文句とするサウンドノベルの面目躍如と言ったところ。
作品毎の経歴
※ネタバレを含みます
初代
ミステリー編
ゲームの舞台となるペンション・「シュプール」に主人公を含む他の客より大幅に遅れて到着した。
明るく気さくな人物で、すぐに他の宿泊客とも打ち解けていた。
他の客や従業員同様に殺人事件に巻き込まれ、事件が解決しない場合は自室で死んでいる。
実は事件の真犯人。銀行強盗の盗みの分け前で相方の南とトラブルになり、殺してペンションに逃げてきた。ちなみにこのペンションは警察の検問を躱す為奪った金を小包にして郵送していたのでどの道すぐに訪れなくてはならなかった。
最初は南の死体をスキーバッグに入れてソフト帽とサングラスで顔を隠し田中と名乗ってチェックインし、食事を済ませると二階に上がって他の宿泊客の部屋に「こんや12じだれかがしぬ」と書いたメモをドアの下に潜り込ませた。
田中と名乗って予約した部屋に南の死体と田中の衣服(サングラス含む)を置いて時間が経つと窓ガラスが割れるような仕掛けをして窓から抜け出し、付け髭で変装し美樹本として再びチェックインした。そして、透や他の宿泊客達と談笑中にガラスの割れる音を聞きつけて田中の部屋へ駆けつけ死体の発見者を装った。
ちなみに動機を詳しく知るには2人目の犠牲者が出たところで事件を解決する必要がある。
2人目の犠牲者が出たところで事件を解決できないと次々に宿泊客を殺していくが、それは彼自身が当初想定した事ではなかった。
南の死体が見つかった時点ではアリバイが成立しているので警察に疑われる恐れはなく金の入った小包が郵送されるまで待つつもりでいたが、想定外の事が起こった。
自分が田中だと従業員の篠崎みどりに気づかれ、口封じの為に殺さざるをえなくなった。この殺人は南の時と違い偽装工作は出来ず容疑が自分自身にもかかり逃げられなくなるのは確実だった。誰にも邪魔されず郵送された金を受け取って逃亡するには他の宿泊客やオーナー達を皆殺しにするしかないと結論付け、自らは頭を打ったのが元で脳内出血で死亡したように見せかけて誰にも疑われることなく一人、また一人と自分以外の宿泊客たちを殺していった。
スパイ編
アメリカ側のスパイとして登場。朝食後、後をつけて部屋に入ってきた透を押し倒すものの、真理によって気絶させられ、クロゼットに閉じ込められてしまう。
悪霊編
フリーライターとして登場。幽霊が出るとの噂を聞いてシュプールに来た。
しかしその正体は小林二郎に殺された、彼の義姉である美雪の弟であった。その事件の真相を知るべくシュプールに来たものの、彼が事件について真理の前で話したが為に、美雪が実の娘の真理に取り憑いて事件を起こしてしまった。
Oの喜劇編
ミステリー編とは違い夕食時にシュプールを訪れたが、吹雪の所為か運転を誤り事故を起こしてしまう。血まみれになって玄関から入り、必死で痛みを訴えたが小林は全く頓着していなかった。
2
一人称が「僕」から「俺」に変更されている。「陰陽篇」では招待主であり、「我孫子武丸」として登場する。また、「惨殺篇」では殺人の衝動に走る原因を見抜いていた。