概要
カメラマンを自称する髭面の大男。
シナリオによって役割が大きく変わるのはマルチシナリオを謳い文句とするサウンドノベルの面目躍如と言ったところ。
作品毎の経歴
※ネタバレを含みます
初代
ミステリー編
ゲームの舞台となるペンション・「シュプール」に主人公を含む他の客より大幅に遅れて到着した。
明るく気さくな人物で、すぐに他の宿泊客とも打ち解けていた。
他の客や従業員同様に殺人事件に巻き込まれ、事件が解決しない場合は自室で死んでいる。
実は事件の真犯人。銀行強盗の盗みの分け前で相方の南とトラブルになり、殺してペンションに逃げてきた。ただし、最初は南の死体をトランクに入れて田中としてチェックインし、部屋に南の死体と田中の衣服をおいて窓から抜け出し、美樹本として再びチェックインしたのである。事件未解決時の死体は演技である。
ちなみに動機を詳しく知るには2人目の犠牲者が出たところで事件を解決する必要がある。
スパイ編
アメリカ側のスパイとして登場。朝食後、後をつけて部屋に入ってきた透を押し倒すものの、真理によって気絶され、クロゼットに閉じ込められてしまう。
悪霊編
フリーライターとして登場。幽霊が出るとの噂を聞いてシュプールに来た。
しかしその正体は小林二郎に殺された、彼の義姉である美雪の妹であった。その事件の真相を知るべくシュプールに来たものの、彼が事件について真理の前で話したが為に、美雪が実の娘の真理に取り憑いて事件を起こしてしまった。
2
一人称が「僕」から「俺」に変更されている。「陰陽篇」では招待主であり、「我孫子武丸」として登場する。また、「惨殺篇」では殺人の衝動に走る原因を見抜いていた。
×3
可奈子が彼のアシスタントになっており、作中ではいい仲を見せることが多い。事件が解決しない場合、第2の犠牲者となってしまう。
番外編(ピンクの栞)
香山の依頼を受けて、煩悩迷宮を探索する。他二人がことごとく美女の誘惑に引っかかるのに対し、彼はある性癖のおかげでそれらに動ずることなく倒していった。事実、3回ある戦闘パートでは他二人が動けないので彼の行動が生死を分ける。おかげで最下層では疲れ果てており、透と別れてこれがある扉へ向かう。その後、透と合流し透に化けた伊右衛門とキスをしたおかげで性癖が取り除かれた(と同時に伊右衛門はものすごい女好きであったために男色の気で苦しんで消え去った)。