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殺人サイボーグ三人衆の編集履歴

2018-03-20 23:08:07 バージョン

殺人サイボーグ三人衆

さつじんさいぼーぐさんにんしゅう

OVA作品「ジェノサイバー 虚界の魔獣」Part1「ジェノサイバー誕生」に登場する三人のサイボーグ。

概要

ケネス・リードが独断で進めている超能力研究が九竜グループの利益を損うと判断した九竜会長の依頼で、研究の要となるエレイン・リードの誘拐、並びにケネスの研究の強制終了の為に香港島に乗り込んだ三人組。

元々は米国の「ブラックプログラム(秘密兵器開発生産計画の総称)」の一つとして開発された「Bio Technical Humanoid(B.T.H.)」と呼ばれるサイボーグコマンドの実用試験試作体であり、日系3世の元米空軍士官「真理子・ジュディ・天知」、元九竜警備機構所属の「若山浩二」、元九竜ダイナミクスUSAバイオヒューマノイド開発要員「勝淳」がそれぞれ志願して改造を受け、ブロジェクト終了後は特殊任務を次々と遂行し、世界各地の内戦に参加、要人の暗殺、諜報活動、軍部の行なった人体実験の証拠隠滅まで引き受ける最強無比のコマンドマシンとして暗躍した。

作品時点では九竜会長直属の調査機関に配属されているが、「命令」では無く「依頼」で動いている所に両者の関係が窺える。

三人共異なるタイプの凶暴性の持ち主で、その体内の恐るべきメカニズムにより「モンスターロボット」と呼ぶべき戦闘モードに変型する他、その機能の応用による各種中間派生形態の運用を行える(若山が地下鉄を強制停止させた際の「重機モード(仮称)」や、天知と若山がエレインに降伏を勧告した際の「飛行モード」等)。

だが、その能力と過去の経験から今回の依頼対象を過小評価していたきらいが有り、それが最終的には彼等の全滅と香港島の消滅に結び付く事となる。


B.T.H.

三人が改造されたサイボーグコマンドシステム。イオンプラズマ・エネルギーによる熱核反応エンジンで稼働し、液体状態から瞬時に記憶させた分子配列に形状を変化させる事が可能な「スーパーアモルファス合金」でシステムが形成され、やはり形状記憶特性を持つ「バイオシリコン素材」に覆われた人型モード(正確には「ノーマルモード」と「素体モード」の二種が在る)の体内に液状の非晶質合金として凝縮収納された「それ」を3Dプリンターよろしく(百万分の一秒のスピードで)高速形成する事で戦闘モードを始めとする各種形態に変型する。…只、賢明な読者はお気付きの事と思われるが、これだけでは劇中の描写の説明は付かない。

内蔵火器の弾薬等は既製品を適宜補充運用している他、戦闘モードの重量のまま、人型モードで活動するのであれば各種交通インフラ等の活用が出来ない等、コマンドとして活動するには致命的な問題が先述の説明内容では解決できないのである。

劇中での描写から「体積と重量の比例が質量保存則よりも優先されている」「(地下鉄構内への若山の進入の様子から)自身の重量を任意に増減できる」特徴が確認されている事や、先述の変型機能が(その情報量の多さから)単なる形状記憶特性と言うよりは、むしろ「分子サイズのコンピューター/アクチュエーター集積体」の活動による側面を有する為、「観測者理論に基づく事象制御(グレッグ・ベアの「ブラッド・ミュージック」参照)」により、補給物資の変換/再構築、外界に及ぼす質量影響の調節(擬似重力制御)を行う事で劇中の描写を実現していると考えられる。

米国独自の技術なのか、九竜グループの技術的関与が在るのかは不明だが、1985年時点で「高次元スキャナー」等のオーバーテクノロジーが存在する世界である為、この辺りの技術が実現化されていても不思議では無い。

尚、その変型パターンから人型モードに於ける生殖機能は喪われている可能性が有り、三人の凶暴性、嗜虐性の高さは喪失した性機能に対する代償欲求に由来する物と考えられる。

戦闘モード

当システムの本性と呼ぶべき形態。三人それぞれが異なる運用目的で開発/改造されているが、ホバークラフト機能に拠る高速走行/飛行機能(天知が時速145キロ、若山が時速160キロを最高速度とする)や従来型兵器には無い局地戦対応能力、何より対敵心理効果を重視した(…んだよな?開発陣の趣味じゃないよな?)「機械仕掛けの妖怪変化」とでも呼ぶべきフリーキーな特徴の外観を共通する特徴として持つ。

勝に関しては、本領を発揮する前に自滅した為、全容が不明のままだが(…と言うより、そもそも設定が作られていない)、天知と若山はホビージャパン誌の短期集中連載で設定が公開されている(本記事のデータも基本的にその情報を参照している)。

天知・戦闘モード

型式BTHー002ーG

大量殺戮を目的とした広域戦闘用マシン。サソリをモチーフに妖怪ろくろ首等のイメージを加えた外観をしている。

全高420センチ、全長666センチ、重量1.150キロ。

変型機構は頭部が耳と顎の境界で前後に伸長、背中から(肩部スラスターを含む)推進ユニットと尻尾状のパワーアームを展開しつつ、身体各部が内蔵メカニズムを展開・変型する「人体展開再構築型」とでも呼ぶべき物。顔面は右側がメカスカル化して左側は素体モードのままだが、元の左耳の辺りに内蔵火器の排筴口が有り、加えて、口内武装の展開の為、下顎が左右に割れる。頭部に搭載された多重通信システム、複合センサーは右顔面に集中配置されている。

武装として、口内に20ミリ6連バルカンとマウスニードル(口内で液状金属を瞬時に槍状に変化させて射出する)を内蔵し、必要に応じ機構を切り替える(この際、喉の蛇骨状ガードも給弾ベルトと機構が切り替えられる)。

背中にはシューティングワイヤーフック(緊急脱出時に射出し、建造物等に引っ掛けて機体を安定させる)を2基装備。

他に先述の尻尾状のパワーアームと、素体モードの両腕が変型する攻撃用フレキシブルアーム2基、精密作業用マイクロシステムマニピュレーター12基(内8基は素体モードの腹部に、残り4基は機体下部前方/素体モードの下腹部に)装備している。

若山・戦闘モード

型式BTHー003ーB

高度な探索能力を持つ破壊工作用マシン。鳥をモチーフに腹部から矮小化した両腕を持つメカスカルのメタルサイボーグの上半身が生える奇怪な外観を有する。

全高334センチ、重量990キロ。

変型機構は素体モードの背中から戦闘モードのほぼ全体を成す2足歩行ロボット型マシンボディが出現、素体の手足が矮小化しつつメタルサイボーグ化し、マシンボディに下半身を挿入して変型が完了する、「主客転倒寄生型」と呼ぶべき物。

燕尾服の様な推進ユニットを持つ下半身と上半身は独立している為、劇中の様に「腰を捻って振り返る」事も可能。

武装として、マシンボディ腕部に高速削岩用ドリル「モールスレーブ」を片側2基、計4基。劇中では未使用だが、マシンボディ大腿部(デザイン上は膝頭に見える部分の円筒状)にマイクログレネードクラッカー(発射すると散弾状に拡散する榴弾)を持つ。また、「電子制御レーダー(鳥の頭かカブトムシの角に見える部分。基部は「重機モード(仮称)」との整合性を考えるとボールジョイントになっている模様)」により、妨害電波の放出、電子兵器全般からの情報収集を可能としている。


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ジェノサイバー サイボーグ

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