SCP-173とは、SCP財団に収容されているオブジェクトである。
概要
海外のシェアワールド「SCP_Foundation」に登場するモンスター。別名「彫刻-オリジナル」。
記事にあるSCP-173の画像は加藤泉氏の『無題2004』をKeisuke Yamamoto氏によって撮影したものである。
加藤泉『無題2004』(外部リンク)
この画像を見た外国の人があまりの不気味さに衝撃を受けて、
SCP-173の設定を考え、後のSCPや「SCP_Foundation」を産み出すきっかけとなった。
見た目は鉄筋コンクリート製の不気味な彫刻。誰かに見つめられているときは動かないが、目を離すか瞬きをした瞬間に高速で動き、人間を襲う。ちなみにSCP-173は人間だけでなくSCP-131やSCP-682に見つめられている場合も活動を停止する。
収容コンテナは血と排泄物で汚れるため定期的に清掃する必要があるが、これらがどこから排泄されたものかは不明。そもそもSCP-173が食餌を必要とするのかも不明である。
詳しい解説はSCP財団日本支部へ。
wikiに掲載されたイメージ画像と記述された行動の不気味さ・危険性から、SCPに初めて触れるユーザーに少なからぬインパクトを与える存在。
財団の存在意義やDクラス職員の扱いを含めSCPの何たるかを体現しており、ある意味SCP Foundationの看板オブジェクトと呼べるだろう。
余談だが、なぜかこのオブジェクトを擬人化したイラストが複数存在する……。
対SCP-682
「不死身の爬虫類」とも称されるほど危険で戦闘力が高く、少なくとも人間の手での殺傷が不可能とされるSCP-682に対しては、同じSCPによる殺害を試みる実験が何度も行われている。
その中にあって、「殺し切れる可能性」が一番高いと評されたのがこのSCP-173であった。
実験では、目を放したSCP-682に襲い掛かって瞬時に重傷を負わせるという驚異的な破壊力を発揮したが、その後は実験終了まで警戒したSCP-682が微動だにせずSCP-173から目を離さなかったたため、実験自体は失敗に終わっている。
注意!!
SCPに関しての創作は、「クリエイティブ・コモンズ BY-SA 3.0」に則っている限りどう扱おうと基本自由だが、SCP-173に限っては営利目的の利用が一切認められない。
これはSCPのシニアスタッフがSCP-173の元ネタ『無題2004』の作者である加藤泉氏に許可を求めた際に加藤氏から提示された条件である。
これに違反した場合、加藤氏から法的措置を取ることも検討しているため、SCP-173を創作に組み込む場合、金銭授受は一切行わない方が無難である。