概要
1977年から1988年にカプセルトイを主に販売していたメーカーであり、色々やらかしていた商品で有名。
主に駄菓子屋の店先で見かけた30代後半から40代の方々なら記憶にあるだろう。
カプセルトイ界の問題児
流行モノを片っ端からコピー商品としてカプセルトイ化したりと著作権などどこ吹く風な製品が多く、そうでなくてもカオス極まりないカプセルトイを出していた。
実にくだらない商品が多いが、電子玩具も大当たりとして混入していた事もあり子供の射幸心を煽るラインナップもあった。
しかし、あるブームに便乗したコピー商品が大問題になったのである。
偽ビックリマンシール騒動
ロッテのチョコレート菓子である「ビックリマン」の「天使VS悪魔シール」が子供達の間でブームになった頃、コスモスはビックリマンシールをまんまコピーしたものを5枚一組をカプセルに封入したものを堂々と出してきたのである。
その際、シールに書かれていた「ロッテ」を「ロッチ」にしていた事からロッチといえばコスモスの偽ビックリマンシールという認識が広まった。
これが子供達の間でも問題化し、とうとう本家本元のロッテがコスモスを訴える事態に発展した。コスモスはこの偽ビックリマンシールで3億以上の売り上げを稼いでいたらしいが、ロッテが訴訟した時にはコスモスは既に謎の倒産をしていたとの事で損害賠償金がほとんど取れなかった上に事件は有耶無耶になったという。
後に後継会社にヤマトコスモス、足利コスモスとして存在。
