クラリスクレイス
くらりすくれいす
概要
ファンタシースターオンライン2のNPCの一人。
CV:悠木碧。
ニューマン女性のデフォルトモデルの色違いに近い外見のために誤解されることが多いが
ニューマンではなくヒューマン(フォマール)である。
六芒均衡の五であり、三英雄の一人クラリスクレイスの三代目。
(三英雄の名は襲名制度によって受け継いだものであり本名は不明)
我儘で尊大な子供のように振る舞うが、設定資料集では16歳とされている。
二人称は「貴様」。(PCが名前で呼ばれることはない)
何かにつけて爆破したがる。
同じ六芒均衡であるヒューイとは、互いに相手を気に掛けるイベントが用意されており
EP1外伝のストーリークエストでタッグを組んで登場する。
重度の方向音痴にアホの子というそれなりの萌え要素(?)を兼ね備えているものの
それらの個性は彼女の立場を考慮すれば無知・無能さを際立たせる要素でもあり、加えて
・初対面から貴様呼ばわり。
・特権階級であることを鼻に掛けプレイヤーキャラクターに横柄な態度で接する。
・戦闘に関しては天才肌で他者の努力を軽んじる傾向にある。
・が、Eトライアルでは護衛対象。
・顔バリエーションが何かと評判の悪い幼顔。
・ストーリークエストでの対戦時に「手加減してやる」と発言。負けると「手加減しなかったら勝てた」
等々の理由から、まぁこれらも「上から目線系無能っ娘」的な感じで萌え要素に転じることができるかもしれないが、とりあえず今の所プレイヤーの目にどう写っているかは、お察しください。
(実際、2014年2月に公式サイトで開催された人気投票では18人中13位と、大敗)
EP1でのこのようなキャラ付けは製作側に意図されたものであり、「幼さ故の未熟さ、高い立場故の傲慢さ」を狙った結果であるとの木村Dの弁がある。
2013年7月24日のアップデートにて、彼女の衣装である「イリシアスタッフ」がカラーバリエーション含めACスクラッチ景品で追加された。
「おい貴様!面白そうなことをしているな!私も混ぜろ!」
現在アドバンスクエストのEトライアルで登場するのは主にこっちの姿。時間戻ってね?
その正体は大量に量産されていた「三代目クラリスクレイス」という種類のクローンの一個体にすぎず、力も地位も何もかもルーサーの手によって用意されていたものでしかなかった。
EP2第5章にて自分そっくりのクローンが大量に出現したことからその事実に行き付き錯乱、【敗者】にまつわる騒動収束後の一時期は自身の存在意義を見失い、自暴自棄になり逃げるように行方をくらましていたが、プレイヤーと遭遇してしまったことから追いかけてきたヒューイに追いつかれ、「お前はお前」と説得されて自分の正体と向き合うようになる。
それ以降はヒューイやプレイヤーに倣って地道に人助けに勤しんでいる。
相変わらず二人称は貴様ではあるが、依然と比べ態度が丸くなっている様子が感じられる。
また、EP3では不評だった顔のバリエーションが「スッキリ顔」という、前のバージョンと比べても比較的まともなものに変更されている。
エピソード2第5章にて自身がルーサーによって作られたクローン体の一つであると判明した三代目クラリスクレイスだが、エピソード3第2章にてそのクローン体のオリジナルがサラであることが判明した。
茶色い毛のクラリスクレイスに対して、サラの髪は白っぽいもので色は大きくは異なるが、これは10年前にサラが「白錫クラリッサ」を一時的に所持していたことに目を付け、彼女を連れ去ったルーサーによる実験の後遺症である。なお、方向音痴はオリジナル譲りだった模様。
また、シャオの言により、肉体はサラと同じぐらいに強制成長させられているが、実年齢は5,6歳である事も判明した。
邂逅した当初こそ二人はややギスギスした関係だったが、ヒューイやマリア・主人公の助力もあり、本音をぶつけあったことで和解。以後は仲の良い姉妹のような関係を築いているようだ。
後にアークスロビーに登場し、彼女と共に二つの属性を併せ持つ複合テクニックを開発していくというクエストが実装された。(EP4現在では窓口にてフォトンスフィア50個で入手出来るようになっている。EP1-3モードが削除された現在は複合テクニック入手オーダーをEP4で出現以降受ける事が可能。)
EP4では組織改変が行われたアークスの戦闘部部門の次席に就いており、アークスロビーから姿を消していたが、アップデートにより再び登場。これに合わせて衣装も一新される事となった。
彼女らが纏う衣装も後にウィオラフロウ・ウィスタフロウとして配信された(アウター・ベース・インナーの3種で構成されている)。
EP4第2章後半ではプレイヤーがヒツギとアルを連れて施設の案内をしている最中に出会う。
相変わらず偉そうな素振りや、あまり身長差が変わらないヒツギをチビッコと茶化したりする面も見られたが、自身の出で立ちを受け入れ慣れたのか、2年前と比べて精神的に成長している。
また、エマージェンシートライアルではサラと共闘している姿が見られるようだ。
EP5の外伝で自身の名前が個体番号・IRis-2から名付けられた「イリス」と言う事が判明。
虚空機関を調査したカスラが資料を漁っている内に行き当たったようだ。
Pixivに於いてはヒューイとのカップリングでのイラストも幾つか見受けられる。
誰がつけたか「ヒュークラは六芒の正義」なんてタグも。
関連タグ
-ネタバレ注意-
先代(二代目)クラリスクレイス
エピソード2第6章、および17枚目のマターボードのイベントフィールドによって、時間遡行を行った主人公は10年前のアークスシップ襲撃により戦死したと伝えられる「二代目のクラリスクレイス」と接触するのだが、その人物こそ物語のはじめに出会い、物語中も幾度となく登場していた記憶喪失の少女マトイその人である。
マザーシップ中枢にある演算する惑星「シオン」の「ダーカーのいない平和な世界を創る」という目的から生み出された少女。その力はたった一度の攻撃でアークスで流通している武器が使用不可能になる程。(使用者のフォトンを喰らい尽くすと言われる創世器「白錫クラリッサ」を使用することでようやく供給と消費のバランスが取れる。)
その存在理由からシオンによって情報統制がなされていたようで、かねてから目をつけていたルーサーでさえ彼女の素性は掴めなかった模様。しかしある程度の情報はつかめていたようで、後に三代目が所持することになる模造創世器「灰錫クラリッサⅡ」も、初代・二代目クラリスクレイスが所有していた創世器「白錫クラリッサ」を元にして作られた。
初代クラリスクレイス
エピソード中にて、六芒均衡の面々の口から度々名が出されていた最初のクラリスクレイス。
40年前にすでに他界しており、本名はアルマ。
エピソード3第6章にて、ジグより新たな創世器を渡されたレギアスの口からその人物像が語られた。
彼女こそが「白錫クラリッサ」に見初められた史上初めてのアークスにして、史上最強のテクニックユーザー。
滅多に人前に姿を現さなかったようで、当時から創世器制作・修理に携わっているジグさえも、レギアスから話に聞く程度で一度も見えたことがなかったという。
「最強」と謳われるほどの凄まじい実力を有してはいるが、非常に体が弱かったらしく、戦っては伏せを繰り返していたらしい。
しかしながらその実力は普通のアークスを超越しており、かのダークファルス【巨軀】の封印を成功させたのも彼女の力あってこそである。
が、それと同時にあまりにも強い力を持っていたため、当時から全知を得るため不穏な実験を行っていたルーサーに目をつけられてしまう。
元来体の弱かった彼女は「どうせ、先は長くないだろう」と、アークス全員の保障と引き換えに自らの身を差し出したらしい。
これがエピソード2最終章にてルーサーが撃破されるまで続いていた、アークスの「歪な規律」の始まりである。
同じ三英雄にして六芒の一レギアスは、元々彼女を支えるために「三英雄」となったらしく、彼女がルーサーに身を差し出した時「形振り構わず引き止める」ことができなかったことを今でも悔やんでおり、これが彼の40年にもわたる苦悩の根源である。
2017年7月に実装されるエピソード5にてアルマが登場する事が決定し、初めてプレイヤーの前にアカシックレコードの精霊として姿を現す事になった。声優は能登麻美子さんが担当。
二代目・三代目と同じく、天然な部分がある。
レギアス・マリア・初代カスラをそれぞれ「ギーくん」・「リーちゃん」・「スーくん」と呼んでいた(レギアスとマリアは嫌がっていた)。
時間に干渉して停止させている間に自由に動ける、と言う特技がある(自身はテクニックと言うが、初代カスラからは「これはマジックだ、ふざけんな」と憤慨していたとの事)。ルーサーはこの能力に目をつけた様だが、時間停止に関しては限定的にしか再現出来なかった様だ。
EP5でブラックホール内にある異世界・オメガに安全に行けるのも、彼女の時間停止でブラックホールのある宙域の時間を止めて重力を無効化してくれているお陰。…でも宇宙の時間を止めてしまうってとんでもない…。
彼女の弁に依ると、臥せっている時に内にあるフォトンに語り掛ける内に人格を持ち…それが戦闘の際にアルマに代わって表面化し活躍。その内に「クラリスクレイス」と呼ばれるようになったとの事。
エピソード5ではアカシックレコードの精霊となっているが、その際の身体はアルマが亡くなる際に「これで貸し借り無し!」とクラリスクレイスが新しいフォトン体の器に変容して創られたもの。クラリスクレイスの人格は消えたと言う。
※クラリスクレイスという名前は、シナリオライターである宇野涼平氏の同人作品「送還直前即興曲」からの流用であり、他の六芒均衡のメンバーの名前も「送還直前即興曲」との類似点が多い。