六芒均衡
アークスの中でもとりわけ優れた技量を持ち、生存率が高い者達の事。
特権を持つアークスのリーダー的存在であり、「アークスの規範となるべき存在」という設定であるにもかかわらず、基本的に選考基準は実力のみ。絶対命令権を与えられている人物が規範を守らなくて良いのだろうか。ある人物に言わせれば「アークスを存続させるためだけの欺瞞」とも評される。
個人として規範的な人格であることは当たり前だから明言されていないのかと思えば、六芒均衡の一レギアスはいいとして、地図も見られないクラリスクレイスや市民感情を配慮せずに戦技大会を開催するヒューイ、気に入らないものはぶっ飛ばすと公言するマリアなど性格に難がある人物がかなりいるため、特に人格的な評価は選考基準にないようだ。これにはストーリー上の理由もあるが、六芒均衡は時としてアークスとしての立場を逸脱して行動することが求められるため、単に優秀なだけのアークスでは勤まらないという側面もある。
ゲーム中では基本的にNPCは能力がかなり低く設定されているのだが、 六芒均衡に限ってはNPCであるにもかかわらず高い能力を持っているため、 実際の能力はプレイヤーから見ても非常に高いと思われる。
彼らは「創世器」と呼ばれる量産性や耐久性を度外視した代わりに破格の性能を得た専用武装を携行し、また通常の衣装に改造を施した「専用コスチューム」を身にまとっている。
「専用コスチューム」は後にACスクラッチでリリースされている。
あくまでコスチューム変更だけなので六芒均衡のような凄まじい力を得られるわけではないところから、彼らの能力は本人と創世器によるものと思われる。
2015年11月25日のアップデートにて、満を持して彼らの持つ「創世器」の武器迷彩が実装された。武器迷彩とは、プレイヤーが持つ武器の性能はそのままに、グラフィックだけを変更できるシステムである。
この「創世器」の武器迷彩は、称号の取得報酬として手に入る「創者の証」というアイテムをNPCのジグに渡すことで、入手することができる。どれも見た目がいいものばかりなので、「創者の証」を入手した人は是非手に入れてもらいたい。
ただし、「創者の証」およびそれを使って交換した創世器迷彩(「幻創の証」およびそれを使って交換したEP4迷彩も同様)は、捨てることができない。 持たせたキャラクターごと削除したとしても倉庫に戻ってきてしまうので、使うつもりがなくなった時点で捨てられない倉庫の肥やしとなる。入手には気を付けよう。
また、6人全員が創世器を用いることで結界を張ることが可能であり、EPISODE3では【深遠なる闇】を惑星ナベリウスに封じ込めた。
ただし、アニメ版では結界を張っている間は無防備であることが明らかになり、その場合他のアークスからの援護が必要となる。
エピソード4では六芒均衡は解体、元メンバーは各部署の司令や重職に就く事となった。
絶対令《アビス》
六芒均衡のメンバーは作戦指揮権や通常のアークスには与えられていない情報へのアクセス権限、そして絶対命令権「絶対令《アビス》」を与えられている。これは命令自体への疑問を抱かせることすらさせずにアークスを従えるという、文字通りの強力な権限である。・・・というか、当人の意思を無視して強制的に従わせるそれは最早「洗脳」に等しく(近いもので言えば、アニメ「ケロロ軍曹」に登場した旧型キルルシステムが近い。)、六芒均衡の三であるカスラもこれに関してはかなり否定的な感情を抱いており、「使いたくない」とまで漏らしている。
絶対令《アビス》は同じ六芒均衡、及びそれに類する者(本編中に先代クラリスクレイスだったとある人物が無意識のうちに数人のアークスにかけられていた絶対令《アビス》を強制解除している)の命令によって打ち消すことができる。また、まれに絶対令《アビス》を「弾く」素養を持った者もいるらしい。更に事前に絶対令を掛けることで後から掛けられた絶対令を打ち消すこともできる様子。簡単に言えば「自分で考えろ」→「命令に従え」という相反する絶対令を掛けられた場合、その人間は絶対令の影響を受けない(前者の命令を後者の命令で相殺された状態とも言えるが詳しい説明はない)。
設定資料集によれば、この絶対令とはアークス登録時に遺伝子に刻まれたリミッターとのこと。研修生であるロッティとルベルトまで罹ったことを考えると、正規のアークスになる前からリミッターがかけられているようだ。
EP6では司令官となったウルクが限定解除、終の女神シバに占拠されたマザーシップ内で生存しているアークスを撤退させる為に発動している。
三英雄と偶数番《イーブンナンバー》
40年前の「巨躯戦争」でダークファルスを倒したとされている、「レギアス」「初代カスラ」「初代クラリスクレイス」が「三英雄」と呼ばれている。
また、この三英雄は襲名制度をとっており、レギアスが初代、カスラが二代目、クラリスクレイスが三代目である。
彼ら三英雄が奇数を割り振られているのに対して、偶数を割り振られた二・四・六の三人は「偶数番《イーブンナンバー》」と呼ばれている。
三英雄と偶数番が協調するためではなく、むしろそれらが暴走した場合に対する抑止力(場合によっては実力行使もある)として六芒を『均衡』させるために配置されている。なお、偶数番の存在を提案したのはレギアスであり、その手伝いをしたのがマリアである。
ナンバー1・レギアス
三英雄の一人である、男性キャスト。
ナンバー2・マリア
レギアスとは旧知の仲で40年前に勃発した大戦にも関わっていることが窺える。
ナンバー3・カスラ
三英雄カスラの二代目。
ストーリー第八章から登場。好青年のような感じ…な容姿であったが実は30歳とおっさん間近。
その発言からアークスの裏事情に精通しているらしい。
先代ナンバー3・初代カスラ
カスラ曰く「ひねくれてて、操りにくかった」らしく、ルーサーに身体を乗っ取られた。
ナンバー4・ゼノ
ダークファルス【巨躯】との戦いで死にかけたが、時間遡航(分岐ルート)で助けにきたプレイヤーとマリアとサラに助けられる。
助かった後はマリアに鍛え直してもらい(本人曰く何度も死にかけた)、再誕の日のシナリオにて六芒の四として登場した。
先代ナンバー4・アトッサ
11年前、2代目クラリスクレイスが六芒均衡に就任した翌年に死亡。
ナンバー5・クラリスクレイス
三英雄クラリスクレイスの三代目。
主に火系テクニックが得意であり、強力な法撃力を備えた人物だが、彼女は特別であり最近まで研究室に缶詰状態だったようである。
二代目クラリスクレイス
10年前のダークファルスとの戦いで死亡したらしいが…?
初代クラリスクレイス
本名はアルマ。
40年前の「巨躯戦争」終結後に亡くなっている。
ナンバー6・ヒューイ
芝居がかった口調とわざとらしいオーバーアクションが特徴的。ひたすら暑苦しく、困った人を放って置けない性格で、『困っているフォトン』を感知しては誰であろうとどこであろうと駆けつける。
登場・退場方法が豊富で、ひとつの見せ場になっているとかなんとか。
先代ナンバー6・ヴォルフ
11年前にアトッサと共に死亡。
関連タグ
ファンタシースターオンライン2 PSO2 PSO2TA PSO2EPO PSO2NPC一覧
余談
ゲーム本編では六芒均衡の三であるカスラからは「世が世ならレギアスあたりが後継者に狙っていただろう」とのことで、
場合によってはプレイヤーが六芒均衡にもなり得たこともうかがわせている。
ゲーム本編とまったく関係ないところでは、とあるアークス(プレイヤー)が独力で惑星リリーパに存在する文字(通称:リリーパ文字)を解読することに成功している。
このことから一部のアークスからは「六芒均衡の七」と呼ばれている。
なお、ファンタシースターシリーズの用語ではなく、
元々はシナリオライターの同人作品に登場した用語である。
ネタバレ
上記6人に加え、六芒均衡には上層部の命により始末屋(殺し屋)の任務を預かっている「ナンバー0」が存在しており、現在はクーナが受け持っている。(アイドルはそれを隠し、情報収集するための仮面)。
これを覆い隠す上でも七芒均衡などとせず六芒均衡という名称が使われているのかもしれない。事実、多くの隠蔽された情報のハッキングを行っていたり、絶対令《アビス》を打ち消す権限を持っている。
EP1時点ではクーナは虚空機関《ボイド》の影響下にあるため、どちらかというと三英雄側のポジションに近いが、彼女なりの思惑があるようだ。
11年前に死亡したアトッサとヴォルフは、表向きは病死として扱われたが、実際はダークファルス【若人】との戦闘で戦死している。
これより先、EP5第6章のネタバレが含まれています!!
先代ナンバー4・アトッサ
CV:榎本温子
使用する創世器は対王ファムファタル。
先代ナンバー6・ヴォルフ
CV:江口拓也
使用する創世器は皇砲クオンタム。
EP5第6章では、守護輝士が魔物種の大群に飲まれ絶体絶命のピンチという所にヴォルフとアトッサが突如現れる。
二人を喚び出した初代クラリスクレイスと共に大群を引き受け、突破口を開いた。
後に設定資料集にて、二人が夫婦だったことが明かされた。
年齢差は12歳と、なかなかの年の差カップルである。ちなみにアトッサの方が一目惚れして熱心にアプローチし、ヴォルフが根負けしたとのこと。
PSO2EPOでは、第3話に僅かだが登場。