「我が名は終の女神、シバ。
かつて世界の為に贄となった者。」
cv:潘めぐみ
概要
オメガでの事件が終結した後、主人公たちの前に現れた謎の女性。
その姿はハリエットに似ており、彼女との関係は現状では不明。
また、2人の従者がおり、その一人は主人公がオメガで出会った人物であるようだが……
アウロラの弁によると、かつて神として讃えられた20人のフォトナーの一人でありながら、生贄になる事が最初から決められていた例外的存在との事。ライトたちや情報部が必死でデータを探しているが、終の女神に関する記述こそあるが詳細は一切記されていないという。ライトによればルーサーが消したのではないかとのこと。更にクロトは、「失敗の記録は残したくないという気持ちはわかる」と述べている。
実力
その実力は主人公やマトイ、レギアスとマリアの4人が太刀打ちできないほどの恐ろしさであり、マリア曰く「攻撃は通じているが吸われている」らしい。
それだけではなく、マトイを庇った主人公のコートダブリスを破壊してしまった。
しかし、ある人物の持つ銃の攻撃でかすり傷を負っている。どうやらシバの力にはなにかしら秘密があるようだ。
主人公との関係
彼女は主人公を「全知存在の生み出した、世界の器」と呼び、どうやら彼女は主人公が何者なのか知っているらしい。
彼/彼女を壊して世界を壊すことが目的らしいが…?
余談
2018年12月15日の生放送により、EP5の合間に入るナレーションの語り部がシバであることが判明した。演じた藩めぐみ自身、シバのことは伏せられたまま「ナレーションは、ちょっと大人になったハリエットが日記を読み返しているつもりで読んでほしい」と頼まれたという。これは依頼した時点で運営側でもシバというキャラが固まり切っていなかったため。
初登場時に「本」を持っていたのは、上記の通りナレーションを務めていたことの示唆だという。
……4章のあの惨事も、笑いを堪えながら読んでたんだろうか?
2020年に実装されたディバイドクエスト「逆境訓練:フォトナー強襲」では、シャオの演算によって再現されたLv100のシバと戦うことが可能(あくまでミトラの模倣から想定したもの)。玉座に座ったままプレイヤーたちと戦い、倒しても玉座を壊しただけにとどまり立ち去ってしまう。
一方「艦隊演習:終の慟哭」に於いては本物のデータがとれていた為、後述の即死カウンターも搭載した本人仕様となる。
8周年のキャラ総選挙ではハリエット(3位)・マトイ(2位)を抑え貫禄の一位。
敵組織のボスが一位となるのはマザー以来となる。
また、レイヤリング形式のコスチュームや髪(複数の色を使用している為、色の変更は不可能)もSGスクラッチで配信された。
2020年クリスマスイベントにて
「ふむ……これが私の求めていた『マチガイ』……ってこれは『マキガイ』ではないですか!」
なんとエルミル、マザーと共にロビーに登場。無論本物ではなく、シエラの妄想がエーテルによって具現化した幻創体である。そのためオリジナルの記憶も悪意も持たず、主人公にも礼儀正しく接する。クライアントオーダーを進めていくとボケをかました主人公に上記の突っ込みを入れる。「何者かのマチガイを正したい」という願いを持っていたが、主人公のボケに爆笑してそんなことはもうどうでもよくなってしまったと語る。最後のCOでは「人はただただ醜いと思っていましたが……アークスは幸せ者ですね。本当に」とオリジナルの台詞をオマージュした台詞を言っていた。
クライアントオーダーを進めるとパートナーカードを入手できる。クラスはラスター。NPCの中では唯一のラスターとなる。
ピクシブでの扱い
pixivでは威厳溢れ色気のある姿はもちろん、キャラ崩壊を起こしているイラストも散見されるので注意
関連イラスト
関連タグ
ファンタシースターオンライン2 PSO2NPC一覧 フォトナー 七の男神と十三の女神
義の男神ヴァルナ:従者の一人。
偽の女神ミトラ:ヴァルナと同じく従者の一人。
ネタバレ
正体
劇中ではフォトナーと呼ばれているが、厳密に言えば彼女はフォトナーではない。
その正体は、フォトナーによって器として造られた人造フォトナーである。更に言えば人造全知存在の変異体【深遠なる闇】(初代=本来の深遠なる闇が彼女で、以前ダーカー因子を高めすぎた結果ナベリウス上空に復活した方は二代目、二代目の方はオメガと融合した後にペルソナ・エルミルとして倒され消滅している)が入り込んだことで芽生えた知性(人格)、つまり【深遠なる闇】そのものである。
過去、フォトナーたちはルーサーが生み出した『フォトンに適した究極の器(ハリエットの肉体)』に自らのフォトンを送り込み、【深遠なる闇】を封印するための餌とした(ハリエットの魂は追い出しからっぽの状態)。
結果、莫大なフォトンに引き寄せられた【深遠なる闇】はハリエットの肉体に入り込み、知性が芽生え自己を持ち、そこに縛り付けられた。こうして生まれた人格が終の女神シバである。
要するに、純然たる破壊意志の塊である【深遠なる闇】から生まれた後付けの人格と考えれば相違ない。
(ただし当初ハリエットは「そこ(器)に生まれた、全フォトンを統べる意思がシバ」と述べている。ややこしいが「フォトンを統べるために生まれた意思」と記されているわけではないので、シバの人格に関しては移植されたフォトンは関係ないようである。
恐らく、「器に内包されたフォトナー全員のフォトン、及び【深遠なる闇】を含む全てのフォトンを統べる意思」ということだろう。)
この時の経験から「世界は私を犠牲にして生存した、つまり世界と私は等価なのだから今度は私のために世界が滅ぶべきである」という少数を切り捨てる事で大を生かす思想を都合良く歪めて捉えている描写が存在する(もちろん十中八九皮肉だろうが)。ちなみに異次元に封印される直前、ダークファルスたちを産み落としたのは、いずれ自分が舞い戻った時の世の楔にするためである。
能力
人造全知存在はすべてのフォトンを統べるために生み出されたため、フォトンによる攻撃も吸収が可能(シバ固有の能力)。このためプレイヤーたちの攻撃も通用しなかったのだ。このフォトンを吸収する能力は、シバが閃機種を始めとする配下をダーカー因子で侵食することで『加護』として分け与えられている。しかしながら吸収出来る量には個人差があり、シバ以外なら許容量以上にフォトンを叩き込めばダメージは与えられる。
肝心のシバ(ハリエットの肉体)は、莫大な負のフォトンの塊である【深遠なる闇】を吸収して封印できる程の許容量があるため、現状では打つ手は無い。
この他にも、膨大なフォトンによる多種多様なテクニック、超人的な身体強化、あらゆる攻撃を弾く鉄壁の防御力、次元転移や時間操作等、「究極の器」の名に恥じぬ様々な能力を持つ。
具体的なフォトンの量はシャオがアムドゥスキアのロ・カミツとリンクすることにより測量出来たが、それによりアークス総員のフォトン量と同等か、それ以上と言う事実が判明。
ちなみにルーサーによると、「主人公がダークファルスの力の一部を持ってきているからあの程度で済んでいる」らしく、その力もシバに回収されていたなら、容易に世界が砕かれていたという。
また、ボイスドラマ「一位は親子?」では、アカシックレコードを書き換え、ちょっとした事象改変をサラッとやってのけている。(ルーサーに対して「お父様」と呼んだ記録を「変態鳥」に書き換えている。)
曰く、「終の女神たる私の力を持ってすればこの程度の改変は容易」とのこと。ルーサーからは「何という能力の無駄遣いを」と突っ込まれていた。
これを受け、結界による弱体化を図るべく強大な「禍津」を封印している惑星ハルコタンへ、封印・弱体化のノウハウを学ぶべくスクナヒメに合いに行くこととなる。
活躍
手っ取り早くオラクルを潰すべくヴァルナとミトラを従えてマザーシップを強襲。並みいるアークスたちの相手は配下に任せ、コアに侵入して乗っ取ろうとする。そこへ現れたサラと交戦。フォトンを持たない彼女に一時翻弄されるが、すぐに逆転した。そしてサラを庇いに入ったシャオを消滅させたのだった。
こうしてマザーシップを制御下に置いたが、シャオはこうなることを見越してアークスシップの管制をシエラたちに譲渡していた。逃げたアークスたちの追撃はヴァルナに任せ、しばしの安息に身をゆだねる。
その後、シャオが復活。シバは仕掛けてきたA.I.Sの一隊と「鬼ごっこ」を繰り広げ、これを悠々と撃滅する。
次の一手として小賢しい真似をして来るだろうと考えたシバは、機先を制するべくハルコタンへ向かう。そこでミトラから身代わりを申し出られたこともあり、「ハルコタンを襲ったシバ」として主人公たちと激突させる。予想通りスクナヒメの結灰陣によってシバ(ミトラ)は大きく弱体化。主人公によって倒されてしまう。
静観していたシバだが、ミトラの働きに報いるべく主人公たちの抹殺を宣言。主人公たちを圧倒的な力で戦闘不能に追い込む。続けて刃向かって来たダークファルスたちも「子が親に勝てるわけがない」と一蹴。主人公の身体を借りた【仮面】だけはシバと一瞬拮抗するが、所詮はシバの敵ではなかった。
そこへ火の使徒ファレグ・アイヴズが襲来。フォトンを使わない強者の存在にシバが驚いている間にファレグは主人公たちを連れてさっさと退却。取り逃してしまうこととなった。
主人公たちがオメガに結界を張ることで自身の力を制限させようとしていることを察知し、妨害するべくオメガにヴァルナを送り込む。その命令は、自らの命と引き換えに霊脈を破壊して結界の展開を阻止するという、死ぬことを前提とした捨て駒になれというものであった。ヴァルナは命令を果たすことなく守護輝士たちとの死闘に敗れて消滅。それに気づいたシバは、涙一つ流すことなく「元より自分一人いれば事足りる」と独白した。
とはいえ側近を二人も失い、オメガに張られた結界で力も減じられ、遊んでいる余裕がなくなったのか悪あがきをするアークスに対し決戦を挑むことを口にしている……とアルマは見ていたのだが。
重大なネタバレ
以下はEP6最終章の重大なネタバレを含みます!
- 六章 あなたがもたらす希望
マザーシップ・シバの中枢にて終の女神は二人の守護輝士と最後の戦いを演じる。
結界によって閃機種は10の力の内5の力を減じられ、シバもまたその影響を受けていた。だがしかし、それは「半減させた」という意味ではなく、本当に5の力しか減じることができなかったことを意味する。シバは1000の力の内、5の力を減じられたに過ぎず、その力は未だ絶対的だったのだ。
力の差を見せつけた後、シバはヴァルナとミトラの代わりにと主人公とマトイを仲間に勧誘する。「人間は醜い。この戦いに勝っても人々は守護輝士を恐れ排他しようとする」と主人公を翻意させようとしたが、跳ね除けられ交渉は決裂。絶対的な力で二人の守護輝士にトドメを刺した。
だがそれは、スクナヒメによって生み出された偽物であった。そしてシャオの龍晶とスクナヒメの灰の力によって主人公とマトイは、全アークスが持つ力を得たのだった。全ての力を個人に集約するという光景に、かつてのフォトナーの行いを想起し激昂したシバは、持てる力のすべてを持って守護輝士たちが勝つという未来を否定しようとする。
- 戦闘
使用武器は『終の導き』。ヒーローツインマシンガン、ファントムロッド(大鎌)、エトワールデュアルブレードなどを彷彿させる攻撃を次々と繰り出して来る。更にはヴァルナやシバに化けたミトラが使った大技も使用する(威力は低め)。遠近に長けた戦法と、息つく暇もない圧倒的な手数がまさに脅威。
しかし最も恐ろしいのは、攻撃に反応して即死級の威力を繰り出すカウンター技にある。使用頻度は少ないものの極めて凶悪な初見殺しであり、ただ攻撃しているだけでは絶対に勝てない。
具体的には、「その程度ですか」(他のクエストでは「あまりにも手応えがありませんね」)という台詞と共に鏡面状のバリアを展開するので、この時に攻撃すると「強制的に動きを封じる赤い剣」を投げつけられ、動けなくなったところを一刀両断にされて即死級のダメージを受ける(ダークブラスト状態でも8000は喰らうのでまず死ぬ。しかもレバガチャでは逃げられない。赤い剣はステップで回避も不可)。この仕様を知らずにただ攻撃していると思わぬカウンターを喰らうので注意。なお、NPCのマトイはHPの桁がべらぼうに高く設定されているので耐えられる。
ザンバースの追撃でも発動するので注意。この場合はザンバースを展開した者がカウンター対象になる(当初はマグの攻撃にも反応していたが2020年10月28日のアップデートで反応しなくなった)。なお、剣が飛んでくるタイミングでステップすると回避判定が発生した状態でストップするので、シバの追撃を避けることができる。また無敵状態で攻撃すればバリアを張っていても反撃されない。
HP減少後に使用してくる大技でも、赤い剣で拘束してシバの周囲へ強制移動→シバを中心とした光の柱で追撃というコンボで大ダメージを与えてくるが、こちらは赤い剣を食らってしまっても普通のスタン扱いなのでレバガチャで抜け出すことができる。
ちなみにゲームオーバーになると長~~~いイベントからやり直しになる。更に難易度ハードコアでSランクを取る場合は、ノンストップかつ共闘を全部成功させる必要があるためゲームオーバーになると最初のダンジョン攻略からやり直さないといけない。
おまけに戦闘不能に陥るとそこでクエスト失敗となる。蘇生できるドール系アイテムを持ってても使えない。
…なので、カジュアルで同様の条件を満たしても分岐が発生するため、どうしても先が見たい・時間がないと言う人はカジュアルで妥協するのも精神衛生上アリ。
ここでの分岐に必要なストーリークエスト(「蠢動する絶対防衛線」「世界終焉の具現」「伝承を刻む救世の英雄」)のクリアもカジュアルで済ませても問題ない。
分岐部分からは別クエストになるので本当に精神的にキツいのはこの突入からのシバ戦だけ。時間的余裕を持って気合いで乗り切ろう。
- 最期
「……無念だ。ああ、無念だ。私の勝利は叶わなかった。
歴史はやはり、繰り返してしまうようだ。」
「私と貴方が、記録してきたものを、再び最初から繰り返すのみ」
「最後に問おう、〔プレイヤー〕。世界を滅ぼすか、自らが消えるか。
選べと言われたら、どちらを選ぶ?」
死闘の末、終の女神は守護輝士二人の同時攻撃によってついに敗れ去る。しかしいまわの際も依然として、まるでこの結末をわかっていたかのように淡々とした様子で、上記の意味深な言葉を投げかけ、その意味を答えぬまま消滅していった……。
そしてその答えを示すかの如く、「シバ」という知性と器を失った【深遠なる闇】は、次の器へと宿ってしまった。
EP6のラスボス。シバに宿っていた【深遠なる闇】の真の姿。
- その後(グランドエンドルート)
主人公と共に宇宙の原点に飛ばされた【深遠なる闇】――もとい【原初の闇】は、時空を超えた絆で繋がったヒロインたちが駆け付けた事により主人公から切り離され、最終決戦の末にどの時間にも属さない時空の狭間にて完全に滅び去った。
そして守護輝士の帰還と共に終の女神と【原初の闇】の戦闘データも持ち帰られ、前述の「艦隊演習:終の慟哭」やディバイドクエストの追加ステップに組み込まれることとなる。
キャラクター総選挙
EP6にて行われた女性部門では堂々の1位を獲得。
キャラクターソングCD~Song Festival~VI
名前のみの登場。豪華版には歌が収録されているのでクレジットされているが本人は登場しない。
マトイたちがシンパシーを使って心を歌詞にして歌う中、スクナヒメやハリエットから「もしもシバがこの装置を使ったらどんな歌詞ができたのか」と気に掛けられていた。
ちなみにシバの歌詞には、
「何も無い虚空で生まれた深い闇。それが全ての始まり」
「かつて排斥された世界の贄。誰の心にも残らなかった」
「力を持てばいずれは排斥される、こんな世界は消えればいい」
「巡り巡り、繰り返す貴方と私。空しい結末」
「世界を滅ぼすか、自らが消え去るか。私は破滅の物語を選んだ」
と言った旨が綴られている。
EP6設定資料集
人格
「究極の器に全フォトンを移植した結果、生まれた存在」と記されている。これまたややこしいが「究極の器に全フォトンを移植した結果、(【深遠なる闇】が入り込んで)生まれた存在」ということなのだろう。
真相
自分が繰り返す輪廻の中にいることに気づいている。主人公を「全知存在の生み出した、世界の器」と呼んだのもその結末を最初から知っていたからである。
目的
シバなりに繰り返す歴史を断ち切る手段を模索していたとのこと。そのために【原初の闇】の意思に従い、全フォトンを消し去ることでアカシックレコードを消滅させ、歴史そのものを無に帰そうとしていた。
能力
マザーシップに転移したり閃機種を送り込んだりしていたが、これらは【深遠なる闇】が持つコピー・シオンとしての演算能力である。また閃機種も【深遠なる闇】を通して自由に操ることができる。
本編での描写との矛盾点
本編での描写と設定資料集の記述においては幾つか矛盾点が存在する。
・本編では「【深遠なる闇】はフォトンに引き寄せられて器に入り込み、その器を亜空間に捨てた」と言及されていたが、設定資料集では「【深遠なる闇】は惑星サイズであるため、周辺宙域ごと亜空間に封印した(閃機種も巻き添えになった)」と記されており、封印の際の状況について微妙に矛盾がある。単に亜空間に捨てただけではシバが閃機種を従えている理由が不明瞭だったからだろうか?
・ダークファルスの発生について、本編では「器に入り込み、知性が芽生えて人を理解した【深遠なる闇】、今で言うシバが人の欲望に取り憑く癌、ダークファルスを残した」と言及されているが、設定資料集では「シバを生贄に亜空間に封印される直前に【深遠なる闇】が四体のDFを残した」とだけ記されている。
・本編ではシバはプレイヤーのことを「全知存在の生み出した世界の器」と呼んでいたが、設定資料集では「プレイヤーは自然の営みの中で生まれた世界の器」と記されている。これについては「全知存在から新たな宇宙が始まったことで主人公が誕生した」という意味なら矛盾はない。
・上記にもある通りフォトナーのデータベースに登録されていた名前は「終の女神シバ」。彼女に関する記述もわずかだが残っている。
だがシバ自身がこの名前をどうやって知ったのかは不明。「シバ」という知性が芽生えた時には捨てられた後であり、間もなく亜空間に封じられていたはず。つまりシバがフォトナーと顔を合わせる機会はなかったということになる。
しかし、設定資料集によると、そもそも「終の女神シバ」という名はシバ自身が名乗ったものであるらしい。「世界の器」である始まりの存在の主人公に対し、世界を終わらせる【深遠なる闇】である自身を「終の女神」と称したのだろう。
データベース登録の件もルーサーは「ハリエット」と名付けたが、封印される間際にシバ自身が名乗った「終の女神シバ」という名をフォトナーがデータベースに登録したということなら、矛盾はしない。
作中でフォトナー時代の詳しい描写が最後まで無かったため、現状この辺りの真相は不明のままである。
…正直な所、EP6設定資料集は色々と説明不足な点が多く、不自然な文章や誤植が非常に多い為、基本的には本編での描写を信用するのがよいだろう。
真意
作中でシバは圧倒的な力を有し、その気になればいつでもアークス、そして世界を終わらせることが出来たにもかかわらず、それを即座に実行することは無かった。
それだけでなく、(邪魔が入ったとはいえ)確実に守護輝士達を追いつめ、トドメをさせる状況にあっても、敢えて見逃し、泳がせるといった場面もいくつかあった。
これらの理由は最後まで不明だったが、作中でシバが語っていた様に、「遠い未来で守護輝士はその力を恐れられ、アークスと世界から排斥される」ことを見越していたが故の、守護輝士達への憐憫の感情からなるものだったのだとすれば、トドメを刺せる状況がいくつもあったにもかかわらず、それをしなかったことにも説明がつく。
最終決戦で守護輝士二人にアークスと袂を分かち、自身の配下に加わる様に提案したのも、彼女なりに自身と同じ運命を辿ろうとしている守護輝士に救いの道を与えようとしていたからだったのかもしれない。
しかし、その真意は誰にもわからない。
もう一つの関連タグ
イドラ_ファンタシースターサーガ:類似点のあるキャラ『ビクトリア』が登場する。こちらは「計算」が口癖。技名が「終の断罪」だったり、心から忠実に仕える配下がいたりしている。