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概要
EPISODE1の10年前に起きたアークスシップ襲撃事件で命を落としたらしいが……
EPISODE2のネタバレ注意!!
「……ああ、そっか。なるほど。
人型をしたダーカーってことは
あなたが、ダークファルスなんだね?」
正体
その正体は記憶喪失の少女マトイであり、シオンが過去に生み出してしまった過ちである【深遠なる闇】とその眷属を始末するために自身で生み出した最強のアークス。
その存在はクラリッサを通してシオンに直接管理・使役されており、形式上はアークスに属しつつもルーサーから秘匿するためにアークスとの接触は基本絶っている。二代目クラリスクレイスの名を継いだのもシオンの策謀であり、偽りの名と素性を与えることでルーサーから護っていた(設定資料より)。
性格
現在より明るく天真爛漫で好奇心旺盛。主人であるシオン以外の話し相手が居なかったためにコミュニケーションに飢えている。一方でダーカーに対しては攻撃的で容赦がなく、時に冷酷な一面も見せる。
シオンによって「兵器」として育てられたため精神面が幼く、「アークスを護る」という仮初の信念の下に言われるがまま行動していたため精神攻撃に弱い一面をもつ。
戦闘力
従来のアークスとは比べるまでもなく、テクニック系を中心としてその実力は全盛期のダークファルスも片手間に倒せるほど。あまりの力により通常の武器ではテクニック一発で武器が破損してしまう。
活躍
ダークファルス【若人】を追い詰めるものの魅了され操られるアークスに襲われ続ける事で「守るべき相手に攻撃される」「倒すべき相手を目の前にしながら、守るべき者のせいで倒せない」という状況に置かれ続け、遂に「護らなくてはならない皆とは誰なのか?」「みんなにとって、私はなんなのか?」「本当に護らなきゃならないのはこの人たちなのか?」と逆に精神的に追い込まれてしまうが、ここに主人公が駆け付けたことで何とか【若人】を撃退する
しかし、その主人公は化けていた【仮面】であり、その不意打ちによって致命傷を負う。
直後本物の主人公がたどり着いたことで状況を理解するも、致命傷を負ったことで内部のダーカーの力が一気に溢れ出し、【深遠なる闇】に匹敵するものへと転生しかけるがクラリッサに自害を願うことで阻止しようとする。
「ふつうの女の子に
なってみたかったなぁ…………」
だが、その自爆のエネルギーから主人公を護るためにシャオが強制タイムスリップを敢行した結果、彼女もその時空の歪みに巻き込まれ、どういうわけか(変異したコスチューム・髪型を含め)力の大半を失ったアークスとしての「マトイ」が惑星ナベリウスに放り出されるといった形になってしまった。
そして、様々な過程で記憶と力を失ってしまった彼女との出会いが、PSO2の物語の始まりへとつながっていくのであった……
なお、設定資料によれば自害に失敗したマトイが【深遠なる闇】にならなかったのはクラリッサにダーカーの力を抑え込まれていたからと記載されている。また主人公や【仮面】の介入がなかった本来の歴史では、【若人】眷属のダーカーとの戦いにより因子を溜め込み過ぎてしまい、深遠化を阻止するべくそのまま自害して死んでしまっている。EP3で【仮面】が触れているのはこの正史だと思われる。(その場合【仮面】と彼女の面識はないはずで、【仮面】も生まれないはずだが…)
EPISODE0では
……と、EP3設定資料集では語られていたが、EP5開始に当たって連載されたコミカライズ版「EP0」にて真相が明かされる。この漫画ではプレイヤーの役回りをメルフォンシーナ(姉)が演じており、彼女と二代目クラリスクレイスの友情と悲劇を描いたものとなっている。二代目クラリスクレイスは、浮遊大陸の探索に来ていたメルフォンシーナをダークファルスと勘違いして攻撃する。しかし勘違いだと気づくと気が動転し、その間に逃げられてしまった。その後、二代目クラリスクレイスを追ってきたメルフォンシーナは【若人】と遭遇し、危うく殺されそうになる。今度は逆に二代目クラリスクレイスがメルフォンシーナの危機を救い、ここから二人は友情を深めていくこととなる。
一方、ルーサーに助けられた【若人】はゲーム通り取引を行い、アークスシップを襲撃。二代目クラリスクレイスに復讐しようとする。【若人】はメルフォンシーナを「魅了」の能力で操り、マトイを殺させようとする。だが自力で洗脳を破られ、二人のコンビネーションの前に【若人】は敗北。クラリッサによって因子を吸い取られ干乾びたミイラとなって死亡した。ところが、【若人】の因子を取り込んだことで二代目クラリスクレイスに異変が起こり、【深遠なる闇】になりかけてしまう。そこへ現れた【双子】・男は【若人】の遺体を喰らい、複数の模倣体として呼び出しメルフォンシーナたちにけしかける。危機に陥った一行だが、二代目クラリスクレイスの圧倒的な力の前に【双子】・男と【若人】の模倣体は消滅した。しかし喰らってきたダーカーの力は収まらない。そこでクラリッサから発した謎の声がメルフォンシーナに一つの提案をする。それは彼女のフォトンの全てを二代目クラリスクレイスにぶつけ、因子を浄化するというものだった。結果的に言えばこれは失敗に終わり、フォトンを出し尽くしたことでメルフォンシーナは消滅。二代目クラリスクレイスの暴走は押しとどめられたが、因子を完全に浄化するには至らなかった。しかも彼女は10年先の未来へと転移してしまった。EP0の物語は、アフィンとその相棒がナベリウスで気絶している女の子を発見するところで幕を閉じ、消え行くメルフォンシーナは最期に「友達を助けてほしい」と名前も知らないアークスに託したのだった。この時に登場した「アフィンの相棒」がプレイヤーなのか、それとも別の誰かなのかは不明。
余談
二代目クラリスクレイスが着ている衣装「イノセント・ワン」は旧作PSOのリコ・タイレルのデザインを踏襲したものである。
マトイは【深遠なる闇】の、リコはダークファルスの依り代にされる(されかける)など、設定としても共通する部分がある。