概要
六芒均衡の五にして三英雄の一人であるクラリスクレイスが所有するロッド型の創世器。人知を超えた複雑な形状をしており、攻撃体勢時には先端の光玉部分から光の粒子を放つ。
40年前は初代クラリスクレイスであるアルマが所有していたが、彼女が死亡したことで所有者がいなかった。
それから数年後、シオンが二代目クラリスクレイスを生み出したことで、クラリッサは彼女を新たな主として選んだ。
しかし、本編の10年前に起こったダークファルス【若人】の事件で二代目クラリスクレイスが死亡したことで、彼女と共に失われたはずだった。
EPISODE1~3
ロジオの依頼で惑星ナベリウスの凍土を調査していたプレイヤーは、凍土の奥で謎の破片を発見する。
その直後にプレイヤーは仮面のアークスの襲撃を受けるが、ゼノ達が駆け付けたことで撃退した。
破片を持ち帰ったプレイヤーは、その破片を刀鍛冶のジグに見せると、彼は情熱を取り戻し、「残りの破片も持ってきてほしい」と依頼する。
その後、プレイヤーは残り二つの破片を入手し、破片が集まったことでジグは自分の工房がある第128番艦「テミス」に破片の修復のために持ち帰った。
しかし、「テミス」がダーカーの襲撃を受けている最中、修復が終わった武器は何者かに持ち去られてしまった。
その犯人はメルフォンシーナであり、ゲッテムハルトがダークファルスの封印を解くためにメルフォンシーナを利用して武器を盗ませたのだった。
実は、その武器こそが失われたはずのクラリッサであり、ダークファルスの封印に使われた鍵だったのである。
ダークファルスの封印が解かれた後、クラリッサはいずこへと消えてしまったが、マザーシップ事件でマトイの元に現れた。
10年前に遡ったプレイヤーは保護した少女から返却されたクラリッサを届けるも、【仮面】の攻撃で瀕死に陥りダーカー因子を溢れさせた二代目クラリスクレイスが【深遠なる闇】を顕現させるのを防ぐ為、自害する為にクラリッサを使用する場面に遭遇する。
【仮面】との戦いの後、プレイヤーの時間遡行に巻き込まれた二代目クラリスクレイスは記憶を失った状態で10年後のナベリウスに飛ばされ、クラリッサも3つの破片に分かれたのだった。
なお、この時にルーサーが少女からクラリッサのデータを採取して作成されたのが模倣創世器「灰錫クラリッサⅡ」。
マトイが【深遠なる闇】になった後、取り残されたクラリッサは【仮面】に回収され、【仮面】が【深遠なる闇】を引き受けるために使用したことで消滅した。
この後に帰還したマトイには新たにシャオの許可を得てジグの製作した創世器「明錫クラリッサⅢ」が与えられ、以降はそれを用いている。
EPISODE5
アルマと初代クラリスクレイスが全知存在からクラリッサを再現。この再現されたクラリッサは「白錫クラリッサ・再臨」という名前である。
エピソード・オラクルでは
ゲーム本編とは異なり壊れていない状態で発見されるが、触れた瞬間マトイは覚えのない記憶に混乱して倒れてしまった。
また、ルーサーがシオンのコアに入る際に手にしている上に、迎撃を任されたテオドールが所持してテクニックを行使。ルーサーがサラに一時的に所有権が委譲された際のデータを使用して偽装しているのだろうか…?
クラリッサ=メンテナー
年齢 | 性別 | 種族 | 身分 |
---|---|---|---|
25歳 | 女性 | オメガ人 | イス=アルス通商連合国筆頭象徴従属官 |
cv:伊藤静
概要
異世界オメガに存在する国家イス=アルスの筆頭象徴「フロー・アルルカン・デ・イス=アルス」の従属官を務める女性。
その姿はシオンに似ており、名前は白錫クラリッサを思わせる。
自由奔放なフローに振り回されているが、彼との付き合いは長いため次にどういう行動をとるか推察することが得意である。
その正体は、オラクルに存在したフォトナーの一人。彼らの中で最初にシオンと接触した女性である。容姿が似ているのは当然で、シオンの姿は彼女を真似たもの。
オラクルのクラリッサは、異能を持った少年フローの監視・研究を行っていた。オラクルのクラリッサのその後については不明だが、オメガのクラリッサはフローがダークファルス【双子】として覚醒した際に命を奪われてしまっている。その後、模倣体として生み出されたクラリッサは、プレイヤーを連れてくるためのエサとしてフローに利用された。
しかし、フローとの戦いではオラクルのクラリッサがプレイヤーに協力。フローにその寂しさを理解してあげられなかったことを詫び、プレイヤーがフローの魂と接触できるように導いた後、フローと共に消滅した。
EP5設定資料集のネタバレ
【双子】(フロー)が記憶の混乱によって変調をきたした影響により、操り人形となっていたクラリッサはオラクルの記憶を取り戻した。これが「オラクルのクラリッサ」が現れた理由である。
劇中における活躍
EPISODE5第4章「王女の休日」
勝手にイス=アルスを抜け出したフローを連れ帰りに登場。
プレイヤーに「シオン」と聞かれてもシオンのことは知らない様子だったが……
EPISODE5第5章「滅びの象徴」
エルミルからフローを守ろうとするが、力及ばずフローはダークファルス【双子】の力を目覚めさせられてしまう。
その後プレイヤー達の前に現れるが、実はクラリッサは死亡しており、今のクラリッサはフローが造り上げた模倣体に過ぎなかった。
フローの力に苦戦するプレイヤーの前にオラクルのクラリッサが姿を現し、フローに謝罪の言葉を言いながら、フローの精神が解放されると同時に消えた。
フローとクラリッサ
【双子】・女との戦いの最中にプレイヤーは2回も謎のビジョンを見る。
そのビジョンには、オラクルのフローとオラクルのクラリッサが映っていた。オラクルではフローは実験体として研究されており、クラリッサはフローの専属の研究者だった。フローはクラリッサとの会話の中で「クラリッサが見つけた水がクラリッサの形になった」と話していた。
アニメでは調査中のクラリッサ達の前に、突如クラリッサの姿を真似たシオンが出てくる様子が描かれている。
つまり、最初にシオンと接触したフォトナーとはクラリッサであり、オメガのクラリッサとは過去の彼女がオメガにて再現されたものだった。