くふ、くふふっ! ふははははっ!」
CV:飛田展男
概要
ストーリーの第1章から登場するアークスで、ダーカーや原生種、果ては味方であるアークスにも強い憎悪を向ける戦闘狂。ある程度ストーリーを進めると、ショップエリアに常駐するようになる。
他のキャラクターとの関係
メルフォンシーナ
侍女のように従えているが、言動や行動から彼女に対する愛情は読み取れない。しかし、彼女の方は盲信的に彼を信奉している。過去に何かあったようだが…?
ゼノ
主張の違いから事あるごとに対立する。彼とも過去に何かあったらしいが…?
リサ
一方的に「死にたがり」と評される。彼女をしてそう言わしめるとは、恐るべし。
主人公
旨そうな獲物としてストーリー序盤から付け狙われるが、まだ食べ頃ではないとして一向に攻撃してこない。
ダークファルス【仮面】
ストーリー第1章で出会い、戦闘狂の血を滾らせる強敵として長らく付け狙う。しかし、足取りはつかめていない模様。
二次創作でのキャラクター
上記のようにどこか空回りする言動や行動から、いわゆるネタキャラとしての扱いを受けることもある。また、夏期にショップエリアに巨大なラッピー像が出現した際、彼のNPCとしての位置がこれを見事にガン見する場所だったため、無類のラッピー好きとして扱われることもある。
ストーリーのごく初期から登場し、当時プレイヤーには開示されていない二次職の専用武器をチラ見せする(ように見える)動作から、お茶目キャラとして扱われることも。
関連イラスト
関連タグ
グレン(PSO2NGS):オマージュキャラクター。ただしこちら狂っていない。
ゼスト・グレアム:セガが手掛けるゲーム『シャイニング・レゾナンス』の登場人物。よく似た設定繋がり。
ネタバレ
以下、ゲッテムハルトについてのネタバレが含まれています
EPISODE1第8章「終わりの始まり」
「クソッ!クソがあああッ!
シーナ、おいシーナァッ!」
ダークファルスへの復讐心を胸にメルフォンシーナを操り、生贄にすることでダークファルス【巨躯】を復活させる。しかし、復活した【巨躯】はゲッテムハルトの「闘争心」に惹かれてしまい、憑代として近くにいた彼を取り込んでしまった。末期の声からは、ただの戦闘狂ではない、ダーカーへの強い憎しみを感じさせた。
設定資料によれば実際にゲッテムハルトは「死に場所」を探して戦い続けていたという。【巨躯】の口ぶりからメルフォンシーナに殺されたかったようだ。特に主人公が成長して強くなることには期待しており、また【仮面】に対しても強い興味を持っていた。もっともこの二人の関係を考えればゲッテムハルトが興味を持つのはある意味当然だったと言えるが……。
EPISODE2外伝「もうそこにいないわたし」
ゲッテムハルトの過去がメルフォンシーナの口から語られる。
かつてはゼノや周囲の人達に好かれていたのだが、10年前の事件にて、自分の想い人である「シーナ」が、目の前でダークファルス【若人】(本当はダークファルス【双子】)によって殺されてしまい、そのショックで誰も信じず心から笑う事が出来ない人間になってしまった。
それ以降は復讐鬼と化し、ダーカーやダーカーに侵食される可能性のある生物を徹底的に殲滅していった(作中では惑星リリーパの機甲種が彼の犠牲になっている)。
なお、現在のゲッテムハルトがメルフォンシーナと呼んでいる女性は、シーナの妹である「メルランディア」(通称ディア)である。
EPISODE3第4章「歴史を騙し、現在を喰らう」
「だから、俺のようにはなるんじゃねえぞ……ディア。」
【巨躯】に取り込まれたものの人格は生きており、【双子】の攻撃からシーナ(メルランディア)を庇い、本来のあだ名である「ディア」と彼女を呼び、【双子】諸共亜空間へと強制転移し消え去った。【双子】の口ぶりから転移した先で敗北し喰われてしまったことが覗える。EP1では「シーナ」を殺そうとした彼が、最期に「ディア」を救うという皮肉な結末となった。
ちなみに同じく食われたルーサーは【双子】の体内で存命していたが、【巨躯】がどうなったのかは不明。EP5実装に伴い公式のキャラクター紹介が更新され、それによれば「ゲッテムハルトは死亡している」とのこと。
なお、2017年2月からスタートしたコミカライズ版「EPISODE0」では18歳だった頃の彼が登場しており、口ぶりは変わっていないが笑顔を見せたりゼノをおちょくったりと狂気に走る前の姿が描かれている。
更にネタバレ
EPISODE5第2章「滅びゆく国」
「どれだけ生きたかじゃねえんだよ。
どんな風に生きたかが問題だ。」
EP5にて異世界オメガに存在するヴェルン皇国の拳闘士として再登場。フルネームはゲッテムハルト・グヴィナー。年齢は少し若返っており24歳。アカシックレコードによってオラクルのゲッテムハルトがシミュレートされ、再現されたもの。なんだかんだで主人公に対して世話焼きなところまで。
メルフォンシーナ・リースフェルトとコンビを組み、ヴェルン皇帝シュレッガーが差し向ける魔物種を打倒していく。
その顛末(EPISODE5第2章ネタバレ)
皇帝打倒の為にヴェルン帝都を目指す最中に、彼等に時間が残されていない事実を知る。
彼とメルフォンシーナは魔神兵計画の初期に実験素体として改造を受けたが施設を脱出、しかし実験で既に余命幾ばくもない状態にあった。これは魔術の素養がないと死亡するという非常にリスキーなものであった。後にエフィメラの登場で実験による犠牲者は加速度的に増えていった。なお、同様の処置を受けた仲間が4096人いたがほぼ全員死亡したと言う。
死亡した仲間から造られた魔神兵の屍を踏み越えて、皇帝との血戦に挑み打倒に成功したかに見えたが、皇帝の死の間際の攻撃を庇ったメルフォンシーナから、不意討ちを受けて瀕死の重症を受ける。
皇帝に身体を乗っ取られたメルフォンシーナに対して手も出せずに攻撃を受ける主人公を庇い、力を託す…。
「……持って行け、俺の力を。
必要なはずだ。この【巨躯】の力が。」
「……そして、救って見せろ。
テメェの甘々なやり方を、見せてみろ。」
刹那、かつて浄化して取り込んだ【巨躯】のフォトン…「オラクルのゲッテムハルト」との対面。
彼「等」からダークファルス【巨躯】の力を受け取り、主人公はファルス・ヒューナルに似た姿に変身。皇帝を打ち倒したのであった。
死の間際に「力を貸した礼」として、主人公は受け取った「オメガのゲッテムハルト」のフォトンを表面化。
互いに別れの挨拶を掛け合い、散って逝った…。
「ここは、俺達の終着点だ。記憶のみのシーナとすでにいない俺の、記憶の終着点。
だが、てめェの終着点じゃあ、ねえ。まだやることがあるはずだ。」
なお、このイベントの後から要所要所で内部にいるオラクルのゲッテムハルトが口を出してくるようになる。
オメガでおおっぴらに活動し始めたダーカーの動向には注意を促し、メルランディアに会わせてやろうとする主人公には「お節介のつもりか」と渋い顔をしたり。
3章ではメルランディアとゼノの会話を見てヤキモチを焼き、メルランディアの知らないメルフォンシーナとの思い出をゼノから聞いた事を知ると恥ずかしがってぶちのめしに行こうとしたり(主導権は主人公にあるので未遂に終わる)。
その後の騒動で増えた同居人こと「敗者野郎」とは一悶着起こしそうになったりもする。
その一方で因縁深いはずの元【若人】のマルガレータ・元【双子】のフローとフラウが常駐する際には、彼なりに考えがあるのかこの時点では顔見せはせず。
サブストーリーでゼノ・エコーの両名が結婚する事になった時には「腑抜けるんじゃねェぞ」と彼なりにエールを贈っている。
EPISODE5 第6章「かくて英雄は此処に集う」
「オレは、気にくわねぇ奴を
ぶっ潰したいだけだ!
勘違いするんじゃねェぞ!」
ハリエットを救おうと進み続ける守護輝士の前に4体のダークファルスが立ち塞がる。
その時、守護輝士の体からゲッテムハルトたちが実体化し、ダークファルスの相手を引き受けたのだった。
そして、ゲッテムハルトは因縁の相手である【巨躯】と対峙する……
EP5設定資料集のネタバレ
主人公の精神世界にて登場する姿は「ゲッテムハルト(ダークファルス)」と記載されている。種族はダークファルスで、年齢は不明。正体はゲッテムハルトの魂。
EP6
サブストーリー「フローとフラウのやりたいこと」
「……ったくよォ。
オレの周りに集まるガキはどうして
どいつもこいつもワガママなんだ?」
フローとフラウの二人に「一緒に遊んでほしい」とせがまれるも鬱陶しがる。
二人はシーナの仇である【双子】とは違うという事実を割り切れず苛立っていたが、「やりたいことをやる」という二人の言葉に何か思うところがあったのか最終的には落ち着いている。
第六章「あなたがもたらす希望」
グランドエンドルートではダークファルスの一人として主人公に協力し、新たな力を生み出すのに一役買った。
緊急クエスト「虚無より睨む原初の闇」
最初の待機エリアで会話することが可能に。
自分たちを巻き添えにして【原初の闇】を過去に連れて行こうとした主人公に「何考えてんだテメェは」と呆れるも、待っている者が居るなら最後までしっかりやれと言葉を送った。
アニメ版
1話からメルフォンシーナと共に登場。仮面をつけた謎の人物に襲撃されていたアッシュたちの前に現れ、応戦した。
以後も幾度となくアッシュと遭遇するがそのたびに「弱い奴」となじっており、行方不明になったマトイを探していたアッシュに向け「どうせそいつももう死んでる」と発言したため睨まれた。
4話では、凍土に出現したダーカーの軍勢に追い詰められるアッシュとアフィンの姿を認め、シーナから加勢を提案されたが「弱い奴は早く死んだ方がいい」と見殺しにしようとした。
その後、謎の人物からの通信により「無限の力」なるものの存在を知り、シーナを伴っていずこかへと去っていった。
5話では、ジグの工房を襲撃し彼が修復した武器を強奪する。
また、少年時代のゼノが憧れていた先輩だったことが明かされた。
アークスニューイヤーカーニバル2019
アークスニューイヤーカーニバル2019の総選挙では、「シュレッガーの野郎もいるのかよ……チッ、アイツにだけは勝つ!」と述べている。総選挙の結果は、ゲッテムハルトは7位、シュレッガーが8位と接戦の末に上回った。
もしもの世界線?
原作が暗い雰囲気だったせいか明るい内容である。また木箱キユは本作の同人誌も手掛けており、ギャグに振り切ったifの物語を描いている(PSO2とは何の関係もないと公言している)。