シュレッガー=ヴェルン
しゅれっがーゔぇるん
EP5第2章パート1「滅びゆく国」から登場。身内には弟のエルミルがいる。
ヴェルン皇国では「最も強き者が皇帝を継ぐ」という決まりがあり、シュレッガーは実力でその地位までのし上がった。
老齢であるが今でも強者として君臨する武闘派。「自分より強い者」との戦いを求める余り、あえてヴェルンを戦乱状態にさせ、自分を倒しに来る好敵手を待っている。現在は守護輝士と名高いプレイヤーとの「猛き闘争」を望んでいるようだ。
ヴェルンには強化魔術「魔人化」なるものが存在しており、皇帝自身も魔人化によって強大な力を得ている。
ユーザーからは「皇帝」の通称で呼ばれることが多い。
以下、シュレッガーについてのネタバレが含まれています
EP5第2章パート3「決死の反逆」
実は弟のエルミルと共に国民たちに「魔人化」の人体実験を施し、4096人もの死者を出していた。魔人化は身体能力を強化するが、魔術の適性がない者は短命となってしまう。ゲッテムハルトとメルフォンシーナ・リースフェルトもその犠牲となっており、施設から逃げ延びるも余命幾ばくもない状態となっていた。
皇帝が内戦で民を苦しめていることを知ったプレイヤーは、単身ヴェルンに乗り込もうとする。そこへゲッテムハルトとメルフォンシーナが同行を申し出、3人は皇帝シュレッガーと対決することとなる。
エフィメラを用いた魔人化によって皇帝はオメガ・ヒューナルへと姿を変える(前述の人体実験の末に得たものとのこと)。激戦の最中、プレイヤーが持つダーカー因子吸収能力によってエフィメラを奪い取られ、皇帝はパワーダウン。元の姿へ戻ってしまう。その瞬間、勝機を得たゲッテムハルトとメルフォンシーナのコンビネーションによって倒された。
しかし……
肉体が滅びる瞬間、皇帝はヴェルンに伝わる魔術の応用により魂を切り離し、ゲッテムハルトに乗り移ろうとする。彼を庇って身代わりとなったメルフォンシーナの肉体を奪い、隙を突いてゲッテムハルトに重傷を与える。
口ぶりからして本当の狙いはプレイヤーの肉体を奪うことにあったようだ。そのままプレイヤーとの対決となるが、彼/彼女に「メルフォンシーナ」を斬ることはできず、手を止めてしまう。その間隙を突く形で皇帝はプレイヤーを追い詰める。
トドメを刺そうとした時、今度はゲッテムハルトがプレイヤーの身代わりとなる。そしてゲッテムハルトは、最期の力を用いてプレイヤーに自身のフォトンと【巨躯】の力を託した。
こうしてプレイヤーは、ダークブラスト・エルダーフォームを覚醒。皇帝もまた再びオメガ・ヒューナルとなり、プレイヤーと一騎討ちを演じる。
しかし、孤独な皇帝と仲間たちの想いを背負ったプレイヤーでは勝負など見えていた。皇帝はプレイヤーたちの力の前に圧倒され、「自分より強い者たち」の前に敗北。
守護輝士たちの強さを称えると共に敗北を認め、至りし闘争の果てに皇帝シュレッガー=ヴェルンは今度こそ討たれたのだった。
緊急クエスト「不断の闘志」
皇帝は死んだが、エルミルによれば「いずれ残滓が形となって復活する」とのこと。
緊急クエスト「不断の闘志」やフリーフィールド「幻惑の森」などでオメガ・ヒューナルが姿を見せることとなる。公式サイトによれば「真の力を解放した状態」らしく、上述のストーリーで戦った時よりも手強くなっている(攻撃モーションが追加されている)。
EP5第六章「かくて英雄は此処に集う」
守護輝士の行く手を阻むべく、エルミルの手駒として4種のオメガファルスが出現。その中にはオメガ・ヒューナルも含まれており、ゲッテムハルトと対決する。勝敗は描かれなかったが、主人公のために戦うゲッテムハルトと、闘争の欲望を抱くだけの駒ではどちらが勝つかなど分かり切っていることである。