概要
魔導国クエントの北方に位置する国家。
エフィメラを用いた肉体の強化である「魔人化」に長けている。
代々の皇帝は最も強い者が選ばれており、現在は皇帝シュレッガーが頂点に立っている。
荒野に築かれた国であることと、常に好敵手との戦いを求める気風が組み合わさったことでこのような国家になった。
現在は内戦が続いており、誰もが暴君シュレッガーを倒そうとしているが退けられているのが現状。猛き闘争を望むシュレッガーもあえて内戦を長引かせ、結果的にヴェルン国民たちを苦しめ続けている。都市部は今や集落も同然となり、生き残った難民たちは身を寄せ合って助け合い、戦える者たちは魔物種から集落を守っているのが現状。帝都に至っては人気を感じないほど静まり返り、皇帝以外の存在感がない状態。
劇中で語られてはいないが、シュレッガーは戦乱をオメガ全土に肥大させ、力による支配という野望を抱いている。
魔人兵計画
マナを人体に流すことで肉体を強化する魔人化の技術を用いた計画。
魔術素養のない人間を強靭な戦士に作り変えることが目的だったが、過剰なマナを注がれたことで死亡する人間が多く、4096人の実験体の内生き残ったのは二人だけだった。彼らの犠牲によりシュレッガーは魔人化の力を得ている。
こう書くと魔人化が危険な技術のように思えるが、魔術素養のある人間なら魔人化の影響は限定的であるため危険性は低い。