概要
その称号は襲名制度で受け継がれるものであり、劇中では三代目まで続いている。
初代クラリスクレイス
エピソード中にて、六芒均衡の面々の口から度々名が出されていた最初のクラリスクレイス。
40年前にすでに他界しており、本名はアルマ。
エピソード3第6章にて、ジグより新たな創世器を渡されたレギアスの口からその人物像が語られた。
彼女こそが「白錫クラリッサ」に見初められた史上初めてのアークスにして、史上最強のテクニックユーザー。
滅多に人前に姿を現さなかったようで、当時から創世器制作・修理に携わっているジグさえも、レギアスから話に聞く程度で一度も見たことがなかったという。
「最強」と謳われるほどの凄まじい実力を有してはいるが、非常に体が弱かったらしく、戦っては伏せを繰り返していたらしい。
しかしながらその実力は普通のアークスを超越しており、かのダークファルス【巨躯】の封印を成功させたのも彼女の力あってこそである。
が、それと同時にあまりにも強い力を持っていたため、当時から全知を得るため不穏な実験を行っていたルーサーに目をつけられてしまう。
元来体の弱かった彼女は「どうせ、先は長くないだろう」と、アークス全員の保障と引き換えに自らの身を差し出したらしい。
これがエピソード2最終章にてルーサーが撃破されるまで続いていた、アークスの「歪な規律」の始まりである。
EP5では、クラリスクレイスという名前は「アルマのフォトンに芽生えた別人格」の名前であることが語られた。戦闘の時はこちらの人格が出ていたらしい。この別人格はアルマの死後、彼女に肉体(フォトン)を渡していずこかへ消え去っている。
二代目クラリスクレイス
エピソード2第6章、および17枚目のマターボードのイベントフィールドによって、時間遡行を行った主人公は10年前のアークスシップ襲撃により戦死したと伝えられる「二代目のクラリスクレイス」と接触するのだが、その人物こそ物語のはじめに出会い、物語中も幾度となく登場していた記憶喪失の少女マトイその人である。
三代目クラリスクレイス
「おい貴様!面白そうなことをしているな!私も混ぜろ!」
プロフィール
概要
クラリスクレイスの三代目。特に「〇代目~」とつけずにクラリスクレイスと呼ぶ場合は彼女を押さす。
(三英雄の名は襲名制度によって受け継いだものであり本名は不明)
我儘で尊大な子供のように振る舞うが、設定資料集では16歳とされている。
二人称は「貴様」。(PCが名前で呼ばれることはない)
何かにつけて爆破したがる。
同じ六芒均衡であるヒューイとは、互いに相手を気に掛けるイベントが用意されており
EP1外伝のストーリークエストでタッグを組んで登場する。
重度の方向音痴にアホの子というそれなりの萌え要素(?)を兼ね備えているものの
それらの個性は彼女の立場を考慮すれば無知・無能さを際立たせる要素でもあり、加えて
- 初対面から貴様呼ばわり。
- 特権階級であることを鼻に掛けプレイヤーキャラクターに横柄な態度で接する。
- 戦闘に関しては天才肌で他者の努力を軽んじる傾向にある。が、Eトライアルでは護衛対象。
- 顔バリエーションが何かと評判の悪い幼顔。
- ストーリークエストでの対戦時に「半分の半分の半分の半分の力で相手してやるっ!」と発言。負けると「半分の力を出せば私が勝っていたはずなのにーッ!」。
等々の理由から、まぁこれらも「上から目線系無能っ娘」的な感じで萌え要素に転じることができるかもしれないが、とりあえず今の所プレイヤーの目にどう写っているかは、お察しください。
(実際、2014年2月に公式サイトで開催された人気投票では18人中13位と、大敗)
EP1でのこのようなキャラ付けは製作側に意図されたものであり、「幼さ故の未熟さ、高い立場故の傲慢さ」を狙った結果であるとの木村Dの弁がある。
2013年7月24日のアップデートにて、彼女の衣装である「イリシアスタッフ」がカラーバリエーション含めACスクラッチ景品で追加された。
現在アドバンスクエストのEトライアルで登場するのは主にこっちの姿。時間戻ってね?
正体
その正体は大量に量産されていた「三代目クラリスクレイス」という種類のクローンの一個体にすぎず、力も地位も何もかもルーサーの手によって用意されていたものでしかなかった。多数のクローンの中で最も優秀だったのが三代目クラリスクレイスに選ばれた。
彼女の創世器は「灰錫クラリッサⅡ」という模倣創世器であり、10年前に行方不明になった「白錫クラリッサ」を模して造られた模造品である。
彼女たちが持つ「灰錫クラリッサⅡ」はルーサーからの伝達網としても機能していたようで、有事の際にクラリスクレイスを眠らせたり思考の誘導をしていた。ルーサーが討たれた後はもちろん声も聞こえず、自身の正体に衝撃を受けたクラリスクレイスの不安に拍車をかける結果となっている。
EP2第5章にて自分そっくりのクローンが大量に出現したことからその事実に行き付き錯乱。【敗者】にまつわる騒動収束後の一時期は自身の存在意義を見失い、自暴自棄になり逃げるように行方をくらましていた。能力も地位も存在もすべて用意されたものだったのだから無理もないが……。
プレイヤーと遭遇してしまったことから追いかけてきたヒューイに追いつかれ、「お前はお前」と説得されて自分の正体と向き合うようになる。
それ以降はヒューイやプレイヤーに倣って地道に人助けに勤しんでいる。また三英雄がルーサーの傀儡であったということも公表されており、一般人からは恐れられているようだがその事実も受け入れた上で前向きになった。
相変わらず二人称は貴様ではあるが、依然と比べ態度が丸くなっている様子が感じられる。
また、EP3では不評だった顔のバリエーションが「スッキリ顔」という、前のバージョンと比べても比較的まともなものに変更されている。
サラとの関係
エピソード3第2章にてそのクローン体のオリジナルがサラであることが判明した。
茶色い毛のクラリスクレイスに対して、サラの髪は白っぽいもので色は大きくは異なるが、これは10年前にサラが「白錫クラリッサ」を一時的に所持していたことに目を付け、彼女を連れ去ったルーサーによる実験の後遺症である。なお、方向音痴はオリジナル譲りだった模様。
また、シャオの言により、肉体はサラと同じぐらいに強制成長させられているが、実年齢は5,6歳である事も判明した。
サラは自身のクローンが生まれたことを罪として重く受け止めており、クラリスクレイスを避け続けていた。邂逅した当初こそ二人はややギスギスした関係だったが、ヒューイやマリア・主人公の助力もあり、和解の機会を得る。サラに対し「私は私、貴様は貴様だ!」とかつて自身が言われた台詞をぶつけ和解した。以後は(ケンカするほど)仲の良い姉妹のような関係を築いているようだ。
後にアークスロビーに登場し、彼女と共に二つの属性を併せ持つ複合テクニックを開発していくというクエストが実装された。(EP4現在では窓口にてフォトンスフィア50個で入手出来るようになっている。EP1-3モードが削除された現在は複合テクニック入手オーダーをEP4で出現以降受ける事が可能。)
EPISODE4からは
組織改変が行われたアークスの戦闘部部門の次席に就いており、アークスロビーから姿を消していたが、アップデートにより再び登場。これに合わせて衣装も一新される事となった。
彼女らが纏う衣装も後にウィオラフロウ・ウィスタフロウとして配信された(アウター・ベース・インナーの3種で構成されている)。
EP4第2章後半ではプレイヤーがヒツギとアルを連れて施設の案内をしている最中に出会う。
相変わらず偉そうな素振りや、あまり身長差が変わらないヒツギをチビッコと茶化したりする面も見られたが、自身の出で立ちを受け入れ慣れたのか、2年前と比べて精神的に成長している。
また、エマージェンシートライアルではサラと共闘している姿が見られるようだ。
彼女の本名
EP5の外伝で自身の名前が個体番号・IRis-2から名付けられた「イリス」と言う事が判明。
虚空機関を調査したカスラが資料を漁っている内に行き当たったようだ。
EPISODE6からは
2章にて敵に苦戦する主人公たちの元へ駆けつけ、めちゃくちゃな攻撃を繰り出すことで足止めをした。ダメージを与えることはできなかったものの足止めをしただけでも見事である。
アニメ版
TVアニメ第1弾ではOPにしか登場しなかったが、2019年10月から放送を開始したTVアニメ第2弾でようやく登場した。
第3話では助太刀に入ったアッシュに対して「獲物を横取りされた」と勘違いし、テクニックでダーク・ラグネごと彼を吹き飛ばした。
なお、「再誕の日」では三代目の姉妹…にあたるクローン達はレギアスらの心情的な事情により破棄はされず、戦闘能力を奪い気絶させる程度に止めている。
また、サラを姉妹として認識したゲーム版と異なり生みの親として認識し「おかあさん」と位置付けた事でサラを困惑させている。
カップリング?
Pixivに於いてはヒューイとのカップリングでのイラストも幾つか見受けられる。
誰がつけたか「ヒュークラは六芒の正義」なんてタグも。
余談
イリスの容姿はニューマン女性のデフォルトモデルの色違いに近い外見のために誤解されることが多いが、ニューマンではなくヒューマン(フォマール)である。