概要
バルバスバウとは、船舶の船首(水面下部分)に設けられた突起状の構造である。1911年に考案され、おもに大型の船舶(客船・軍艦など)で採用されることが多い。
効果
船が前方に進むと、波が発生し抵抗が生まれる。そのままでは速度が落ちてしまうため、バルバスバウによってあらかじめ波をつくることで双方の波が打ち消しあう。これによって抵抗を減らすことで速力と燃費が改善するという効果が得られる。
歴史
1910年代、アメリカでバルバスバウの概念が考案される。
日本では1939年に航空母艦翔鶴で初採用され、のちに大和や武蔵など著名な軍艦にも取り入れられた。