斎祀(サイキ)とは、KOFシリーズに登場するキャラクター。
CV:長代聡之介
概要
初出はKOF13。「遙けし彼の地より出る者」のリーダーでアッシュ編の黒幕とも言える存在。
アッシュ・クリムゾンの先祖であり、容姿はアッシュと瓜二つ(顎のラインは微妙に異なる)で爪を気にする点まで同じ。(声優もアッシュと同じである)
本作における中ボス・ラスボスとしてプレイヤーに立ちはだかる。
中ボスとして登場する時は亜麻色のオールバックの長髪に赤黒い肌をした逞しい男性の姿となる。この際、衣服を身につけていないが、顔、手元、足元が黒い炎で覆われている。その後はアッシュの肉体を乗っ取り血の螺旋に狂うアッシュと言う名で最終ボスとして登場。
性格
非情に傲慢極まりなく、自分以外の全て、即ち人間は勿論の事、同胞ですら「虫ケラ」と見下し、「命令に背いた」という理由だけで無界をも平気で殺害して吸収するほど冷酷である。
斎祀の人格についてスタッフによると、「とにかく嫌な奴」がコンセプトであり、ネット上で見かけた暴言等を参考にした結果上記の如くなったとのこと。
目的とその結末 ※ネタバレ注意
彼の目的はオロチを復活させることで時空の扉を開き、元の過去に帰還して未来を自由自在に作りかえる事にある。
敗北後、自身に乗っ取られたアッシュに、時空の扉を使って過去の世界に帰還する事を促すが、「この世界の事がけっこう、気に入っているんだ」という返答を出したアッシュに拒絶され、過去への帰還の叶わぬまま、散々「クズ」だの「死ね」だの終始罵倒していた自身が、「いやだ!死にたくない!」と叫びながら消滅する自業自得の呆気ない結末を迎えた。
しかし、その要因によりタイム・パラドックスが生じてしまい、彼の子孫であるアッシュもまた「存在が無かった事」になってしまうのだった。
その為に人々からアッシュの存在の記憶は消滅するものの、エリザベートの記憶からは消えなかった。