アンタークチサイト(Antarcticite)とは鉱物の一種である。
また宝石を題材とした漫画『宝石の国』の登場人物でもある。pixivでは主にこちらを指す。
概要
南極石は約25℃で融点に達し、液体化する鉱物である。室温程度で融解する鉱物は、融点が0℃の氷と、-38℃の自然水銀しかなく、非常に珍しい。有史以前より知られていたこれら2種と異なり、新種として報告されたのは南極石が最初である。鉱物は固体の結晶物質という定義があるが、報告された場所は低温環境下であり、固体として産出するため、この定義には抵触しない。
南極石は希産であるため、直接的な用途はない。
『宝石の国』の登場人物としてのアンタークチサイト
硬度 | 三 |
---|---|
靭性 | 不明 |
愛称 | アンターク、アンタークちん |
モデルと思われる鉱石 | 南極石 |
一人称 | 私 |
声優 | 伊瀬茉莉也 |
前髪の一部が長い白のショートヘアで、他の宝石達と違って真っ白い制服と短い手袋姿。
軍人気質で一人っ子気質。(「一人っ子」なのはおそらく、いつも一人で冬の担当をしていることから)
通常は液体だが、気温が下がると結晶化して人型となる。寒ければ寒いほど強い。
そのため活動時期は冬のみ。冬以外の季節は、水槽のような大きな容器に液体の姿で入り眠っている。
他の宝石たちが冬眠につく冬の間、金剛先生と共に二人で過ごし、皆の眠りを妨げる流氷を砕破する仕事などをしている。
冬以外は金剛先生に会えず、さらに冬は他の宝石たちは基本的に眠っているため、先生への思い入れが強く、甘えたり案じたりと先生に関する場面が多い。
流氷破壊のためか、武器は他の宝石たちと異なり、鋸状。
ただあまり鋸らしい使い方はせず、もっぱら鉈のように流氷に叩きつけて割っている。
流氷を割るときには履いている靴のピンヒールも使って氷に穴をあける。
冬になっても寝付けなかったフォス と共に冬の仕事をすることになるが、今までほとんど1人で仕事していたためかチーム行動は少々苦手のようである。
フォスがいることを気にせず屋根の雪落ろしをしてフォスを雪に巻き込んで落としてしまい、「センパイまじ単独行動しかできないんすね」と言われてしまった。
とはいえ本人は(先生に言われるまでは嫌がっていたが)ちゃんとフォスとともに仕事をやろうとしており、厳しくも何かと気にかけてくれるいい先輩である。
関連動画
関連イラスト
関連タグ
この先ネタバレにて注意
私のせいです
フォスが滑って流氷に落ちてしまい、両腕を紛失した後、アンタークは激しく自分を責め、普段にはない事態に落ち込んだ。
フォスの両腕については、金剛先生の助言で対処する道がみえたが…
先生のこと忘れたらどうしてくれる!
宝石たちが生まれる場所「緖の浜」で、フォスの腕を仮留めしていた時、月人が現れアンタークは苦戦。そこで、自分の身体の一部である右手首から先を取られてしまう。
宝石は身体が欠けると記憶の一部を失くすため、先生の記憶を失う可能性に激怒する。
その後月人のピンクフローライトを使用した新兵器に苦戦するも、辛勝。
先生が さびしくないように 冬を たのむ
しかし合金に包まれたフォスを助け出そうとしていた矢先、先ほど倒したものとは別に現れた月人の矢に首をはねられてしまう。
砕け散りながらも最後まで先生を案じ、フォスの目の前で月人に連れ去られていった。
その際、フォスが倒した月人が持っていた左足だけが残っている。
この出来事はフォスの心に大きな影を落とし、後の彼に大きな影響を与えることとなる…
イラスト