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機関幕末異聞ラストキャバリエの編集履歴

2019-01-20 00:46:15 バージョン

機関幕末異聞ラストキャバリエ

きかんばくまついかんらすときゃばりえ

新選組の登場人物が女になったアダルトゲーム。主人公は男。

ストーリー

――産業革命が日本にも流入し、近代化を果たした今とは違う世界。

文久三年。

三百年にも渡って幕藩体制を守ってきた徳川幕府は、

開国を迫る諸外国と、朝廷の復権を目指す公達、そして外様藩の画策によって

内憂外患、体制崩壊の瀬戸際へと追い込まれつつあった。

政争の舞台は江戸から京都へと転じ、傑物漢奸、総ての陰謀が帝都へと吸い寄せられてくる。

そんな折、京都守護職に任ぜられた松平容保公によって、

瘴姫――鬼瘴石に洗礼を受けた女人のみで構成される治安維持組織「新撰組」が組織される。

鬼瘴石は相性の合った人間を取り込むと、その膂力、反射神経を増強し、鬼神の如き戦闘力を与える。

だが如何なる天意の悪戯か、その適性は女人にしか発現しなかった。

多摩の片田舎、剣術道場・試衛館の塾頭を務める俊英、沖田惣次郎は天涯孤独の身の上であった。

道場主である近藤伊佐、そして自分を窮状から救い上げてくれた、伊佐の義兄弟である土方歳を、

家族とも主とも仰いでいたが、そんな時、幕府からの、京都の守護を職とする瘴姫を募る旨の通達が耳に届く。

伊佐に呼ばれた惣次郎は、二人が京都に出るという話を告げられる。

瘴姫として生を受けた以上、立身出世を果たすのが道 ―― 惣次郎もそれは理解出来ていた。

だが、惣次郎は二人に恩なり借りなり、返せてはいない。それが心残りではあったのだが……。

しかし、次に伊佐から聞かされた言葉に、惣次郎は驚いた。

「お前の天稟の剣、今こそ私たちの為に役立ててはくれまいか」

伊佐は惣次郎にも京都へ伺候しろと――そう告げたのだった。

キャラクター

  • 沖田 総紫(惣次郎) (おきた そうし) CV:葵ゆり

両親を早くに失い、盗みなどをして生きながらえていた子ども時代に、土方に拾われる。

基本冷淡で無感情だが、土方と近藤にはやや心を開いており、自身の境遇からか子どもにはやさしい。

天然理心流免許皆伝。その才能は天稟のもので、技術面では近藤を遙かに上回る。だが、元が細身の男性なため、瘴姫たちとやり合うには少々膂力が足りない。

新撰組加入のため、女装をして名も総紫と改めることになるが、そこにこだわりは無いものの困惑は存在する。

佐久間の発明から出来た妖刀「乞食清光」を手に修羅の巣窟と化した京都を生き抜いていくが、刀によって、徐々にその身体は蝕まれていく。

土佐藩士で後に脱藩維新志士となる。金髪碧眼で母に教わり英語も堪能。

郷士の父親と難破漂着した外国人女性との子であり、三人の兄たちに溺愛されて、明朗にして快活に育つ。しかし差別階級である郷士の家柄と異国の血に対する周囲の冷ややかな眼が、龍真を開国主義へと駆り立てる。

向こうに母親の国があるのだ、という思いから幼少時より海ばかり見て暮らしていた。そんな中で沖田や近藤に出逢い、互いに限られた情報の中で、今日本という国がどこに行こうとしているのか、自分たちがなにをすべきかを模索していこうとする。

新撰組副長。実家は豪農で奉公に出されるはずが、十三歳の時に鬼瘴石と和合。瘴姫としての格を与えられ、爾来懇意だった近藤の元、試衛館の食客となる。

「普通の女」としての人生を失い、冷徹でやや厭世的でニヒリズムな性格となるが、近藤や沖田の存在に支えられる。戦いの際はその虚しさを表現するかのように鬼神のごとき活躍をする。

近藤とは義兄弟の契りを結んでおり、自身を棄ててまでその野心に協力する。沖田のことは弟のように可愛がっており、時折暴走する。

隊の運営や戦術・戦略には才を揮うが、時勢の読みなどには疎く、広い世界や立身出世に対する関心が薄い。

当代一の大博士。根っからの開国論者で、繊細さと磊落な性格が同居する日の本一の哲人にして奇人。

幕府により京都の研究機関・翠紅館に破格の禄を持って招聘された。

その出で立ちや突飛な言動、その立場故に、攘夷派に目を付けられることの多い人物。街中を洋装で堂々と闊歩していたところ河上に斬り掛かられ、沖田に救われてその知己を得る。

石の力なしで河上を撃退したのを見て沖田が女ではないと見抜き、一時的に意志の力を操る「電式励起撃鉄」を発明、それを用いて「乞食清光」を誕生させるが、これが結果的に総紫の寿命を短くすることに繋がっていく。

新撰組局長。脅迫紛いの金策や無法な振る舞いなど、かなり傾いた傑物だが、思想的にはしっかりした人。

水戸天狗党の出身で、その心には攘夷よりも尊王があり、京都に入ってからは有栖川宮と通謀する。

初期に総紫が男であることを見抜くが、その点については鷹揚で、逆にそれなりの理解を示すものの、そのことを盾に取り総紫を様々な場所へと連れ回し、見聞を広めさせ、信義とは何か、時代とは何か――

そういったことを問いかけ、後の総紫に考える力を与えることとなる。

それが結果的に京に入った後の総紫の精神的な支柱となるが、近藤と土方の不興を買うことにもなってしまう。

  • 近藤 伊佐 (こんどう いさ) CV:神代岬

新撰組局長。試衛館の道場主近藤周助の養女で、総紫の育ての親的な存在。鬼瘴石の力を得て武家として立身出世を志す。

幼少の頃から父親から三国志や水滸伝なんかを聞かされて育った為か、義に篤く陽気な性格だが謀略家の面があり、政敵には容赦をしない部分がある。

新選組所属以降は、松平容保、ひいては幕府に忠誠を尽くす決意だが、それ故に不遇と苦悩を囲うこととなる。

土方とは親友でライバルの様な関係だが、こちらの方がやや大人びており、そこが総紫に対する扱いの違いとして現れる。総紫を弟のようにも年の離れた王子様的にも思う一方で、貴重な戦力(駒)であるという打算もあり、その狭間で揺れている。

新撰組副長助謹。

基本的に無口で、黙々と任務をこなす様は冷血とも思えるが、鬼瘴石と和合した後に親に武家へ売られ、父親はその恩恵で仕官したという過去を持つ。その後斎藤本人は旗本と刃傷沙汰を起こして出奔し、京都に身を隠しているところに発足した新撰組に、江戸で世話になった近藤、土方が居るのを知り入隊する。

人の情にあまり触れたことのない人生故に、近藤や土方に可愛がられている沖田に良い感情を抱いていない様子。

新撰組隊士、隊内に於けるムードメイカーにして随一の槍の使い手。

鬼瘴石と和合し伊予藩士となるが後に出奔、江戸で試衛館に転がり込み食客となる。

新選組以前の知り合いなので、総紫が女装をしていることも知っている。

生来陽気なアウトロー気質で厄介ごとにはクビを突っ込みたがるが、基本的には面倒くさがり。

己の力にのみ頼り、人を殺すことをすら楽しめるが、それは自分が斬られることもあり得る、という覚悟の上でのことである。

であるからこそ、背中を預ける仲間のことはまず信用するところから始めるというような気っ風の良さを持っている。

サブヒロイン。

新撰組参謀。出雲母里藩出身で、甲州流軍学を修める。また陰陽道にも通じており、ある程度の術を行使出来るようだ。

ややセールスマン的に温厚な語り口を人と話すが、その真意は今ひとつ計れない。夷国の学問を嫌うというよりも憂いていながら、それがやってくることは最早避けられない、というような心境でいるようだ。

時折先が見えているような発言があり、何やら幽玄を感じさせるが、人に問われた時には軍学の賜物だ、と答えている。

参謀として初期から新撰組を支えるが、後期、特に伊東が加入して以降はことさらに表に立つことがなくなっていく。

サブヒロイン。

新撰組参謀。文武両道、性格は聡明で明るいが、やや気障ったらしいところがある。

博学にして剣客という俊秀だが、水戸学を修めており、そのため勤王思想に傾くことになり、後に――というか、新撰組というネームバリューを得て、佐幕派である新撰組と袂を分かち、攘夷派の御陵衛士隊を結成しようとする。(これはルート展開によって行動に差が生まれる)賀茂に次いで政治に対しての素養があり、謀略についてもそれなりに頭が回るが、攘夷派に転身するには新撰組という存在が維新志士を「斬り過ぎて」おり、名を利用しようとした伊東だったが、それ故にその策謀は失敗に終わることとなる。

「夷敵の技術をもって夷敵を討つ」という毒を以て毒を制すという考えの元、博学にして西洋軍学にも通暁する。

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