内容
秋葉原の大檜山ビル2Fに居を構えており、主に秋葉原で売られている・捨てられているジャンク品を拾ってきては改造し、未来ガジェットと称してHP上で販売している。
ラボメンである橋田至の趣味でX68000と最新PC(恐らくゲーミング)が配備されている他、インターネット環境、ドクターペッパーで一杯のミニ冷蔵庫、電子レンジ(後の未来ガジェット8号)、シャワー室がある。
エアコンがないため、夏は窓を全開にして扇風機を回さないと熱気がこもってしまう。
公式HP
Web日記全盛期に戻ったかのようなサイト構成が特徴。
一応カウンターや掲示板、リンクなどひと通りの体裁は整っているが、どれもこれも機能はしていない。文章や巧拙から見ても橋田がラボメンになる前に、岡部自身が立ち上げたものだろう。未来ガジェット一つ一つに註釈がついており、岡部のチキンさがほのかに見える。
未来ガジェット一覧
No. | 名前 | 説明 |
---|---|---|
一号 | ビット粒子法 | おもちゃの光線銃+リモコン。電源のON/OFFを格好良く行える。切替や音量などの機能は無いスタイリッシュな形。 |
二号 | タケコプカメラー | CCD(超小型カメラ)を竹とんぼの形にしたもの。電気的な動力なしで空中撮影が行える! |
三号 | もしかしてオラオラですかーッ!? | 親指の発汗の多寡により嘘を見抜く装置。とあるラジオでは精度が問題視されたが…。 |
四号 | モアッド・スネーク | 多数の伝熱コイルにより中に入れた水を一瞬で蒸発させる瞬間加湿器。あまりの強力さにラボ内で使用すると霧で覆われたようになる。 |
五号 | またつまらぬ物を繋げてしまったby五右衛門 | 掃除機の排熱風を利用したドライヤー。ドライヤーの分の電気代を消費することがないので非常にエコである。 |
六号 | サイリウム・セーバー | 発光塗料を含んだ血糊を使ったサイリウムに、振りやすいよう柄をつけたもの。チャンバラで使うとお互いに血糊まみれとなりとてもリアル。 |
七号 | 攻殻機動迷彩ボール | 6型ブラウン管TV×12台を3D状に組み合わせ、隙間を埋めるように超小型C-MOSカメラを配置、反対側の景色を写せるようにした物。機関のエージェントがこのオブジェクトに隠れていたとしても、反対側から丸見え、というわけだ。もともと置くなというツッコミは不要だ。 |
八号 | 電話レンジ(仮) | 電子レンジに携帯電話を組み合わせ、帰宅前に食べ物を温められるようにした画期的な作品。現在改良中。 |
※ここまでは全て岡部倫太郎こと鳳凰院凶真と、その右腕でありスーパーハカーである橋田至の制作物
未来ガジェットの活用
基本的に既存のものを組み合わせることで開発されるため、中途半端で使いにくい物が多い。一号のビット粒子砲はリモコンのオン・オフしか操作できず、八号の電話レンジ(仮)はわざわざ温めたい食品をセットしてから外出する必要があり、夏場の使用は危険がつきまとうような代物である。総じてガラクタと見られても仕方がない。
しかし一方で、思いついた物をすぐ形にするというプラグマティズムな行為は評価すべきであり、岡部自身が言う通りセレンディピティが得られる可能性もある。牧瀬が加わることでもしかしたらグッドデザイン賞を狙えるようなものも誕生するかもしれない。公式画集の傘と釣り針を合わせたような新・未来ガジェットを見る限り、未だ迷走は続いているようだが…。
格闘ゲーム「ファントムブレイカー」にて牧瀬紅莉栖が武器として使用しているが、元の未来ガジェットとは出力や使い方が異なっているため、改造を施したものと思われる。