概要
言葉の意味としては文字通り「自分以外の人間に対して嫌悪感を抱くこと」。
もう少し具体的にいうと過去の経験や個人的な偏見から来る人間不信、自身の人付き合いへの自信の無さから、実生活において他人との交流を極力避けたり、そもそも他者と関係を持つこと自体を拒絶する人間を指す。
一重に人間嫌いと言っても程度は人それぞれであり、他人と一線は引いていても別に生活や仕事の上ではこれといった問題なんか起こさない者や家族や友人など比較的親しい人間には普通に接することができる者も決して居ないわけではない。
一方で、この意識が一層強い人間はそもそも他人とはほとんど関わらないような職業や生活スタイルを選んだり、さらに過激な者の中には自分に近づくような人間に対して極めて排他的、攻撃的な態度に出たり、その人間嫌いの理由が“見下し”だった場合は自分以外の人間に対して身勝手かつ独善的な言動に及んだりする。
何かの創作物だと“この人嫌いのキャラクターが何らかの理由で他人と接することになるも、そんな人間が他者との交流の中で次第に協調性や他人への信頼を取り戻す様を描いた描いた作品”もあれば、“これを拗らせまくった結果、人間という種そのものの存在価値を否定し、過激な方法で人類全体の抹殺に走る悪役が暴れる作品”もあったりと、この人間嫌いと言う属性自体をキャラクターの造形に応用したものもあったりする。
かつてはこの意味とは全く無関係なイラストにこのタグが付けられていることもあったようだが、現在では沈静化している。