概要
映画「コマンドー」の登場人物で、主人公ジョン・メイトリックスの敵であるアリアス一味の一人で、中南米系の黒人男性。
身長だけならメイトリックスを上回る大男である。
バル・ベルデ共和国大統領の暗殺を強要されたメイトリックスが逃走しないよう、バル・ベルデまで同行する監視役が彼の任務であったが、娘のジェニーを人質に取られているというのに、従順になるどころか不敵な態度を取り続けるメイトリックスに苛立ち、ついには荷物を指すかのごとく「これ」呼ばわりされて遠回しに馬鹿にされたことで「今度余計なことを言うと口を縫い合わすぞ!」と凄んでみせる。
しかし飛行機に乗ればもう逃げられまいと油断したのが運の尽き。
雑誌を読もうとした一瞬の隙を突かれ、メイトリックスの肘打ちを顔面に食らい、頚椎をへし折られたエンリケスは即死してしまう。
メイトリックスは死体に帽子と毛布をかぶせ、眠っているように見せかけた上で、CAに「連れを起こさないでくれ、死ぬほど疲れてる」と言い残し、離陸を始めた飛行機の尾輪格納室から飛び降りるという離れ業で機内から脱出、ジェニー奪回のため行動を開始した。
そして11時間後、バル・ベルデの空港に迎えに来た一味の男達が、担架に乗せられて運び出されるエンリケスの死体を発見した時には、メイトリックスは既に第三次大戦をおっ始めていたのである。
余談
2017年8月に開催された同人誌即売会であるC92にて、なんと彼のコスプレをする猛者が現れた。