インテリビレッジの座敷童

いんてりびれっじのざしきわらし

鎌池和馬によるオカルトコメディ。イラストは真早。

概要

鎌池和馬の長期シリーズ3作目。電撃文庫MAGAZINEに掲載された「テクノビレッジの座敷童」を長期執筆化する際に改題した作品。全9巻。

妖怪が存在する世界観で、最先端の田舎「インテリビレッジ」を舞台に繰り広げられるオカルトコメディ…なのだが、やたら血生臭くシリアスなノリとバトル要素も多い。

とある魔術の禁書目録と同じく主人公3人体制。こちらは主人公3人の一人称視点で進行していくが、他キャラの視点で進行するケースもある。

今作でも鎌池は持ち前の執筆速度を発揮し、2015年に二ヶ月連続で刊行・他の作品と並行しながら(インテリを)年4冊も出している。それでいて平均ページ数もラノベ作品にしては多く、500ページ近い巻もある。

先に展開を開始した禁書やヘヴィーオブジェクトを差し置いて円満完結したが、このあとも鎌池/真早コンビはいくつか長期シリーズを展開する事となる。

忍パートの主人公。やたら妖怪に好かれる体質の男子高校生。金髪で不良っぽいが、マジメ。幼少期より布団の中にはいつも縁が潜り込んでいた為、何かに抱きついていないと眠れない。よく死ぬ。

本作のメイン/タイトルヒロインであり忍サイドのヒロイン。どこが童なのかわからない程のグラマラスな体を持つお姉さん。携帯ゲームが好きでよく忍のスマホを勝手に使っているグータラ座敷童。鎌池作品最強クラスのキャラクターの一人。

隼パートの主人公。忍の叔父で警視庁・刑事部捜査一課所属の刑事。

忍と違って妖怪に嫌われる体質。常識人だが実はけっこう熱血タイプ。

隼パートにヒロイン。セパレート水着を着用するツインテ女子中学生。

隼が大好き。凶事を呼ぶ「菱神の女」にして主人公の一人・菱神舞の妹でもある。

事件に積極的に関わろうとする「推理マニア」。でも頭は別に良くない。

主人公の一人。タンクトップ/ホットパンツの似合う女性。

フリーランスの殺し屋で、自身の式神「死出の竜姫」を仮想的に体を作り変えたすごく強い人。そう、彼女はすごく強い（大事なことなので）。

舞の相棒。子犬のような姿のマスコット枠…？

愛くるしい姿に似合わず妻子持ちで、行方不明となった妻・お初を探すために妖怪絡みの巨大組織・百鬼夜行に入った。舞と行動を共にすることが多い。