四国銀行
しこくぎんこう
四国銀行とは高知県高知市に本社を置く地方銀行で、島崎和歌子を広告塔としている。
概要
1878年に創立された第三十七国立銀行を本流として第百二十七国立銀行と合併した翌年の1897年に旧・高知銀行(第二地方銀行の高知銀行とは別行)となり、戦前は第七国立銀行と第八十国立銀行が合併した土佐銀行と互いに小規模銀行を吸収合併しながら顧客獲得競争を展開していた。しかし、関東大震災によって土佐銀行の経営が一気に傾くと旧・高知銀行が吸収合併する臨時措置が採られ、商号も(あわよくば四国全土の銀行を吸収して覇権を握る狙いもあってか...)四国銀行に改名された。
戦後は高知銀行と競合しながらも取引企業を踏み分ける形で共存してきた。高度経済成長期の波にも乗って出店する意味が分からない地域へも進出していったが、近年ではマイナス金利政策や少子高齢化による労働人口減少の打撃をモロに受けている。そのため、地場産業へ危機感を抱く四国の全国地方銀行協会会員4行(香川の百十四銀行、愛媛の伊予銀行、徳島の阿波銀行と四国銀行)が2016年に包括提携を結んで四国アライアンスキャピタルを発足させている。