ファンタジーゾーン
ふぁんたじーぞーん
概要
左右任意スクロール(このシリーズを除くと実は他にはあまり存在しないシステムである、いわば唯一無二的代名詞)と「買い物」(ステージ間のショップ画面で武器を買うことが出来る)による戦略的な進行が特徴的なシューティングゲーム。
システム面以外でも以下のような様々な特徴を持ち、今のSTGと比べても非常にユニークな作品である。
・パステル調の幻想的な背景
・ファンシーなキャラクター
・ステージ名の表示
・曲名の表示(後期基板)
・各ステージごとに異なるボス登場演出
・最終面のボスラッシュ
またファミコン、Mk-III、PCエンジン、MSX、X68000、Mz-700などあらゆるハードに移植されたことも特筆すべき点である。
主人公のオパオパは、TVアニメ『赤い光弾ジリオン』にも登場している。
ステージの下側に移動すると…足で歩いて移動する。
主人公とステージボスキャラクター
主人公 「オパオパ」
緑の惑星プラリーフ 「スタンパロン」
火の惑星タバスコーダ 「ボランダ」
砂漠の惑星ラ・デューン 「コバビーチ」
超惑星ドリミッカ 「クラブンガー」
※現在イラストなし
なお、Mk-III版・MSX版のボスは「ウルトラスーパービッグマキシムグレートストロングトット」。
※現在イラストなし
氷の惑星ポーラリア 「ポッポーズ」
雲の惑星モクスター 「ウィンクロン」
なお、Mk-III版・MSX版のボスは「dzデノ・ローマ」。
※現在イラストなし
水の惑星ポカリアス 「IDA-2」
悪霊の凝縮した星サルファ 全てのステージのボス+「???」
ファンタジーゾーンと言えばセガ…ではなくサン電子
いや、誇張抜きで
1987年、当時セガは任天堂に対しゲーム機戦争を挑んでいた。そんな中でファンタジーゾーンはセガのキラーソフトであったが、突如ファミコン版移植が発表される。発売は当時どちらかと言えばクソゲーブランドで名前が知られたサン電子。
当時セガ信者は(一方的)ライバルファミコンで出ることに怒ったが、一方で「サン電子だから(逆の意味で)大丈夫だろう」とタカを括っていた。しかしあまりの出来の良さに信者も負けを認める結果となる。
後にメガドライブでもスーパーファンタジーゾーンを制作、これも好評で「ファンタジーゾーンを作らせればセガより上」とまで評される。
時代はくだって、21世紀になりプレステ2でセガからファンタジーゾーンが出た際には、わざわざこのファミコン移植版風(あくまで「風」だが)の作品までおまけで入れるほどで、セガの純正ソフトなのにちゃんとEDでは「サン電子」の表示も出る。