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アパッチ野球軍の編集履歴

2019-05-22 02:32:41 バージョン

アパッチ野球軍

あぱっちやきゅうぐん

花登筺原作・梅本さちお作画による漫画、およびそれを原作としたアニメである。

概要

花登筺原作・梅本さちお作画による漫画、およびそれを原作としたアニメである。

週刊少年キングで1970年35号から1972年26号まで連載。アニメはNET(現・テレビ朝日)系列等で1971年10月6日から1972年3月29日まで放送。

ストーリー

主人公・堂島剛はもともと甲子園を制した超一流の野球選手であったが、プロに入る直前に父親の拝金主義の餌食になることに反発し、父の目前で自らの左手に割れたビール瓶を突き立て、二度とボールを握れない身体となる。、恩師・ネギ先生の勧めで、四国・愛媛県松山の郊外にある過疎の村・猪猿村(いのさるむら)で野球部コーチになる仕事を引き受ける。

ところが、猪猿村は単なる「田舎」というよりは、文明以前の原始人が弱肉強食の掟によって暮らす「無法地帯」のような場所であり、近隣の住民からは「アパッチ村」と呼ばれて恐れられていた。最初はよそ者を受け付けないアパッチ村の人々であったが、次第に堂島を認めるようになり、共に甲子園を目指して奮闘していく。


キャラクター

塾の講師


堂島 剛(どうじま たけし)

声 - 野田圭一

主人公。22歳。常に前向きで、何度も挫折を繰り返すがそのたびに立ち上がる根性の持ち主。。サウスポーであるが右投も可能でコントロールもよい。


岩城 千恵子(がんじょう ちえこ)

声 - 坪井章子

岩城校長の孫娘。校長の運営する、村に一つしかない学校(私塾)において小学生から高校生まで教えている教師。堂島に恋心を抱きいている。


岩城(がんじょう)校長

声 - 富田耕生

元教師で、村に高校が無いために高校生を対象とした私塾を運営している。常に堂島や生徒たちのよき理解者であり、後援者である。北辰一刀流の使い手で五段。


生徒たち(ダム派)

生徒たちは当初、村派とダム派が対立しており、教室でも左右に分かれて座っていた。

網走(あばしり)

声 - 柴田秀勝/野沢雅子(幼少期)

メイン画像の人。テンガロンハットとチョッキ、腹に巻いたさらしがトレードマーク。ダム工事の飯場の主任の子でナイフ投げの名手。堂島への反発から野球に無関心の立場を貫いていたが、実はプロの投手になるのが夢であり、天才的素質をもつアパッチ野球軍のエース。

5番(打順) / 投手


ハッパ

声 - 田中亮一

団子っ鼻の小柄な少年。飯場のダイナマイト管理者の息子なので「発破」。実は小心者であるが熱意と根性で後に主将を任されるまでになる。

3番(打順) / 三塁手


大学(だいがく)

声 - 森功至

寺の息子でカッターシャツにズボン、学帽、眼鏡という唯一真っ当な学生の格好をしている生徒。あだ名が示すとおり真面目な秀才。

1番(打順) / 一塁手


マリ

声 - 山口奈々/坪井章子(第8話のみ)

尖った眼鏡をかけた茶髪のロングヘアーの女生徒。大学と同じく勤勉派。ダム技師長の娘で都内出身。都内在住時に不良グループに入った経緯で猪猿村に隔離された。チームには参加しないものの「堂島がいなくなれば刺激が無くなる」としてチーム存続を促したこともある。


生徒たち(村派)


材木(ざいもく)

声 - 北川国彦

木こりの子で、高校生ながら腕一本で病気の母親を食わせている。アパッチ野球軍のスラッガーで捕手を務める巨漢。モンキーやハッパと並んで、早期から堂島に心酔した1人。

4番(打順) / 捕手


モンキー

声 - 大竹宏 / 田の中勇(12話以降)

材木と同じく木こりの子。小柄ながらそのずば抜けた走力と身の軽さで堂島に「外野を一人で守れる」と言わしめた逸材。悪童が多いメンバーの中でも「人殺しは嫌い」と当初からポリシーを持っていた数少ない人物。

2番(打順) / 中堅手


オケラ

声 - 山田俊司/ はせさん治(10話のみ)

上半身は常に裸。ダム派ではないが賭けに勝った際の戦利品である2本線の入った保護帽(職長用?)を常用している。当初は一塁手を任されていた。しかし小森の圧力で一度アパッチ野球軍を脱退したため、最後の試合でもレギュラー出場が出来なかったが代打として出場。OP、EDでは左投げとして描かれているが本編では右投げ。


モグラ

声 - 山本相時

小さい頃落石で母親を亡くし、それ以後飛んでくるもの全てを怖がっていたが特訓で克服した。オケラと同じく一度アパッチ野球軍を脱退したためにレギュラーになれなかったが代走として出場。


ダニ

声 - 野島昭生 / 加藤治(一部)

ごつい顔をしている。アニメの初登場シーンでは高い木を楽々と上り下りしてみせた。OPでは顔面に打球を受け出血しながらも即座に送球する根性を見せていた。小学生との練習試合で三塁に逆走しそのまま折り返してホームに突っ込みチームメイトから袋叩きにされていた。

6番(打順) / 二塁手


コウモリ

声 - はせさん治/ 田の中勇(9話のみ)

小森の息子で、学帽に狡猾そうな顔をした少年。何かと父親の権威を振り回して煙たがられている。父親の意向に沿ってアパッチ野球軍とは別の野球部を立ち上げようとするが悉く失敗。結局アパッチ野球軍に入った。チームで唯一のユニフォーム着用者。


花子(はなこ)

声 - 桜井妙子

村長の娘で村の子供たちのまとめ役。初期から堂島に好意を抱いており何かと便宜を図っていた。上着はセーラー服だが下はもんぺ。

8番(打順) / 左翼手


ダイコン

声 - 山本圭子

ころころした体型の三つ編みおさげの女の子。QL学園との試合では、大飛球をフェンスに激突・負傷しながらもキャッチしてのけ、チームの心を一つにまとめた。コウモリと入れ替わりベンチに下がる。実はハッパから好意を持たれていた。

9番(打順) / 右翼手


コケラ

声 - 菅谷政子

オケラの弟で中学生。父が小森の圧力でオケラを小森の野球部に入れてしまったため母親がアパッチ野球軍に入れた。OPには登場していない。

7番(打順) / 遊撃手


余談

差別的と思われる表現・描写が作中に多々含まれることなどから漫画、アニメともに復刻(ソフト化)は困難とされてきたが2002年(平成14年)に限定生産でアニメのDVD-BOXが発売され、2005年(平成17年)には原作の漫画が復刊した。

DVD版は、"表現やせりふの一部に、今日では不適切と思われる個所がある" ことを認めたうえで、"作品の歴史的価値を重視"し、オリジナルに忠実に収録されている。


本作の主人公・堂島剛の高校時代を描いた前日譚の『エースの条件』は1969年(昭和44年)に少年キングで連載されていた。こちらも原作は花登筐が手がけているが、作画は本作とは異なり水島新司によるもの。

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