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二色蝶の編集履歴

2019/06/25 00:02:03 版

編集者:クリオネf。t

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概要

『二色蝶』とは、同人サークル『凋叶棕』による東方Projectのボーカルアレンジ。

アルバム徒(いたずら)
サークル凋叶棕
vocalめらみぽっぷ
LyricRD-Sounds
ArrangeRD-Sounds
原曲二色蓮花蝶 ~ Ancients

解釈としては恐らく、妖怪に襲われた村人(もしくは幻想郷へ迷い込んだ人間)が博麗の巫女に助けられ、その振るわれる『博麗の巫女としての力』に恋をした話である。

歌詞

生きているならば、一度はきっと。

その命、危機に曝されもするだろう。

そう、生きるということは、気紛れなもので、

時に、全ては、意外なほど呆気無い。

生きているならば、その身をきっと。

餌食として狙うものも居るだろう。

そして、哀れながら、狙われたものは、

その力では、抗う術を持たない。

思えば、意味のない生涯(いのち)。

永らえても、望みなどなくば。

これが、この身の定めと、唯々受け容れよう。

―これまで、と、覚悟の刹那。

視界に広がった光景(けしき)は、

紅く、白く、妖しく、烈しく、そして、強靭(つよ)く。

舞う、二色の蝶。

宛ら、

―忘我。

それが、幻の果てなる、徒花。

―萌芽。

匂い立つように、ひらりひらりと。

―散華。

留まる全ての花を散らすように。

―蓮花。

重なる姿に何を見たか。

空の昏さを閉じ込めた瞳で、

永遠を揮う姿は何より美しく。

咎色の花を、はたと、祓らす、

その名さえ知らぬ、二色蝶。

生きているならば、一度はきっと。

その命、捧げたくもなるだろう。

だが、生きるということは、冷たいもので、

時に、全ては、意外なほど素っ気無い。

あゝせめて一目、一目と。

求めた姿の在る所以は、

我々(ひとなるもの)にはけして揮わぬ力の所作。

人の身で叶わぬのなら、

この身を堕とせばいいのだ、と。

再び、「あれ」と出逢うことが出来るのなら、

何をも厭わぬ。

ただただ、

―高雅。

其方(おまえ)は、幻に咲く、婀娜花(あだばな)。

―端雅。

この心のうちに、はらりはらりと。

―因果。

棄てた命に意味を与えたように。

―蓮花。

重なる姿に幻想(ゆめ)を見たか。

美しければそれでいいのだと、

あの姿のままで、永久に在れよと焦がれつつ。

咎色の花を、はらと、舞わす、

その名さえ知らぬ、二色蝶。

花を散らすのは、

其方(おまえ)が、望むことなのか?

其方(おまえ)も、そして咲かせるのか。

散らすだけでは、飽き足らず。

ならば、もとより捨てた命、せめて、花を咲かせよう。

そうして、

―開花。

この身は、幻の果ての、徒花。

―散我。

オマエが、忌むべきこの姿なら。

―奉我。

想いを吼える物怪(もの)を祓うように。

―蓮花。

この身を焼くことを今、願う。

さぁ、今再び、永遠を手に!

その全てを以って、この身をただの幻想(ゆめ)と帰せ。

咎色の花を、ざあと祓らせ、

その名さえ知らぬ、二色蝶。

終ぞ、その名さえ知らぬ、二色蝶。

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