概要
ジェガンA型の地上戦仕様。
後述のマン・ハンター仕様のベース機である事以外は詳細不明。
バリエーション
陸戦用ジェガンA型(マン・ハンター仕様)
劇場版『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に登場。地球上にいる不法居住者を摘発する地球連邦政府の警察機構マン・ハンターが運用している機体。
機体そのものは地球連邦軍で旧式化して民間に払い下げられたものを改修したもの。暴徒鎮圧や市民への示威行為などが主目的である為、ビーム兵器はオミットされており、武器は股間部に銃座として装備された12.7ミリ対人用機銃のみ。そのため、パイロットとは別に銃座にガンナーが乗り込む。背部には展開式キャリアーを装備。
塗装自体は連邦軍所属機とほぼ変わらないが、人間目線でもっとも目に止まる脚部のみを黒く塗装しており、これも抑止力になっている。
劇中ではフィリピンのダバオで人狩り任務を行っており、虎の威を借る狐よろしく軍を模倣した制圧力と威圧感で任務を遂行する姿を、ハサウェイ・ノアから「軍のつもりでいる!」と非難されていた。最も劇中から約100年後の時系列であるとされる『ガイア・ギア』では、マン・ハンターを母体とした組織であるマハは多数のモビルスーツ部隊や艦隊を保有するなど完全な軍閥と化しており、既にこの頃から軍備増強の兆しが表れつつあったと考えることができる。
また、股間部の機銃を取り外し、脚部が通常のカラーとなった機体もあり、背部のキャリアーに消火剤タンクを装備し、マフティーの襲撃を受けた街の消火活動に勤しむ機体もあった。
なお、当初この役割を担う機体としては「マン・ハンター」繋がりで、『機動戦士ガンダムUC』のロトも案の一つとした挙げられていた。
しかし『UC』のマン・ハンターは連邦軍特殊部隊ECOASの別名であり、『閃光のハサウェイ』のマン・ハンターは警察機構で全く関係が無いため、戦車(=軍)のイメージにも繋がるロトではなくジェガンが抜擢されることとなった。