概要
正式には穢れなき真実の剣持つ「白き」女王《iu・nu・fb・a・wuh・ei・kx・eu・pl・vjz》。
音域の存在しないコスト21。神話の神々をも超える未踏級の「白」を司る少女。究極の被召物(マテリアル)であり、「善性の塊」、「聖なる象徴」、「光輝の擬人化」、「たった一滴の汚濁も許さぬ白色」などと形容される。
銀髪の腰まで届くツインテールと宝石のような瞳を持ち、露出の多いウェディングドレスのような純白の衣装に身を包む少女の姿。人間同様に人格を持ち、依代は召喚と同時に意識を失い、女王の人格(行動原理)によって行動する。計画的な召喚は困難を極め、トルネードの発生条件にも例えられている。
召喚儀礼の世界では崇拝されており、彼女の信奉者は世界に数多くいる。
ただし、本人は恭介が大好きなので彼以外には見向きもしない。
若干(?)ヤンデレ気味で、恭介を絶望させることを楽しんでいる節がある。
実質は口では好きと言っておきながら、自身の心の弱さを露呈できず、暴君状態で振る舞っていた。
未踏級の頂点
神々の「理」を束ね天の歯車を回す全未踏級を叩きのめし、世界のあらゆる法則を自らの支配下に置き、全事象の中心点となった最強の存在。
霊的ビックバンとも例えられ、理論や法則が彼女を縛るのではなく彼女に理論や法則が付き従う。
世界の破壊や因果律の変動、時間遡行などを可能とし、根本的に彼女に出来ないことは無い。
戦闘能力
神格級や規定級の被召物は彼女に対して怯えて攻撃行動すらとれず、他の未踏級をも瞬殺するほどの実力を有する。
正式名の真実の剣とは身に纏う戦装束を指し、状況に応じて千変万化し億でも兆でも武具を切り替えて敵を屠る代物で、その本質は世界中の神話における「正しい所有者の手にある限り、一度解き放てば自動的に飛び回って戦い、勝利を齎す武具」としての機能。
だがそれすら総力ではなく、二本の細腕こそが最大最強の脅威となりうる。
また、世界の組成を削り取る純白のレーザービームのような攻撃を放つ事もでき、本来干渉不能な防護円さえ貫通して召喚師を直接攻撃できる。
メリー=アン
その昔、主人公・城山恭介によってメリー=アンと名付けられた。
この名はルイス=キャロルの『不思議の国のアリス』に由来し、計画における恭介の配役「案内人のうさぎ」に対応する。