概要
ここは路地裏。
様々な事情を抱え 表で生きていけない人々がひっそりと暮らす場所
この少年も また路地裏の住人のひとりです
灰色に煙る日陰の世界で彼は今日も孤独にひとりぐらし…
ー…ひ…
ひとりぐらし…?
……………
今日こそ追い出してやると言いつつ、 今日もふたりは一緒に暮らしてます。
ひとりでいたい不良少年とかまってほしいネコ系少女のちょっぴり甘い日常の物語。
登場人物
- ましろ
真っ白の髪に水色の目をしたネコ系少女。推定4〜6歳。
にーたんのことが大好き。
本名不明。
- にーたん
黒髪に赤い目をした少年。
年齢不詳をいいことに成人済みと言い張って煙草をすっていた……が、ただいま禁煙中。
(自称)童顔二十歳。喧嘩が強い。
他人からは路地裏の悪魔と呼ばれ恐れられているが、本人は気に入っていない。
- ヒツギ
紫の髪にハイライトのない金色の目をした少女。
自称永遠の12歳。鞄代わりにいつも棺を背負っており、また、先端を包丁や鎌等に取り換え可能なシャベル(サバイバル機能搭載対戦闘用可変式シャベル)を持ち歩いている。
街外れの森の廃協会のシスターである。
左手の薬指には指輪をしている。
「く」から始まる名前が別にあると思われる。
- ルカエラ・ルシウス・ヘンリーブルー
青い髪に青い目の男性。通称ルカ。
手グセが悪く盗みが得意。大の本好きで、古本を売ったり仕事を紹介したりして生計を立てている。
路地裏に住む全ての猫に名前をつけており、慕われている。
他のキャラからは大概嫌われており、描きにくいからと作者の好感度も低いかわいそうなキャラ。
上記の名前は偽名であり、本名は不明。
- 闇医者
金髪で、目は見えないものの作者曰く「ヤバい目」をしている男性。
薬のことにしか興味がなく、路地裏の住人たちを「モルモット」呼ばわりして薬の実験台にしてくるが医者としての実力は確か。金持ち名家の専属医師として雇われていたりもする。
作中での危険度はぶっちぎりの第1位。
青い目の女が嫌い。
あらすじ
決して他人と馴れ合うな
それがここの暗黙のルールってやつだ
舞台は現代、猫の多いとある町。
路地裏に一人で暮らしていた、喧嘩だけは強い少年の元に、真っ白な少女が住み着き始める。少年は少女のことを「ガキ」と呼び、少女は少年のことを「にーたん」と呼び、缶コーヒーを分け合って飲んだり、一緒に町へとお出かけしたり。それでも二人は、なんの関わりもないただの他人同士。
結局今日も少女を追い出すことができず、明日こそはと意気込む少年。
毎朝一番はじめに目にする人が少年であることを幸せに思い、一緒にいたいと思う少女。
時々すれ違いながらも、それでも二人は今日も一緒にいます。