概要
急激な形状変化を避けた、各部が丸みを帯びた滑らかなデザインとなるのが特色である。
水滴のように、先端部を丸くして後部を緩やかに絞り込んで後端尖らせると空気抵抗がかなり抑えられるが、効果の程は速度域によって大きく変化する。
黎明期~第二次世界大戦の頃までは、製品によっては設計者の「勘」で設計されたものや、1930年代の流線型ブームによって特に裏付けがなく作られたものも少なくなかった。
現在では解析・計算技術が格段に進歩し、往年のような”単純な”流線型はあまり作られなくなったが、飛行機の胴体のあの形はまさに100年ほど前から続くセオリーどおりの流線型である。