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桜降る代に決闘をの編集履歴

2019-11-09 09:56:50 バージョン

桜降る代に決闘を

さくらふるよにけっとうを

BakaFire Party製作のボードゲーム。

「桜降る代に決闘を」はBakaFireによってデザインされたボードゲームである。

公式では「眼前構築型 決闘ボードゲーム」と紹介されている。


概要

ボードゲームではあるが、形式としてはトレーディングカードゲーム(TCG)に近い部分を持つ。和風の世界観とTOKIAME氏によるキャラクターたちがゲームを彩る。

いくつかの版があるが、以下では最新の版である「新幕」について解説する。


システム面では、「双掌繚乱」「眼前構築」「桜花決闘」の三つの要素がゲームを特徴づけている。


双掌繚乱

プレイヤーはそれぞれ、二柱のメガミ(シャドウバースでいうリーダーに近い)を選択する。メガミは各自11枚のカードを持っており、それぞれ得意な攻撃方法や闘い方が異なる。そのため、同じ一柱のメガミを宿すにしても、組み合わせるメガミによって取れる戦法は様々に変化する。


眼前構築

対戦するプレイヤーの両方がメガミを選択した後、両者は宿したメガミに付属する計22枚のカードの中から山札7枚、切札3枚の計10枚のデッキを構築する。ここで相手の宿したメガミを「見てから」というのがポイントで、前述の通りメガミごとに性質が異なるため、相手の闘い方はある程度予想がつく。その上で、自分の選んだ二柱でどのようにゲームを進めるか、プレイヤーは考えることになる。


桜花決闘

このゲームのもう一つの特徴として、「桜花結晶」と呼ばれる36枚のトークンの存在が挙げられる。このトークンがライフ、オーラ、フレア、ダスト、間合といった領域を移動することで、現在の戦況が表現される。

中でも重要なのは間合である。決闘という通り、このゲームは攻撃を行って相手のライフ(初期10)を0にすることが基本的な勝利条件となる。その主な手段である攻撃カードは現在の間合が適正でないと使用できないため、プレイヤーは相手の得意な間合を避けつつ、自分の宿したメガミの間合で攻撃を行うことが求められる。



ゲーム内世界観を描いた公式小説『桜降る代の神語り』が公式サイトで公開されている。こちらは既に完結しており、現在はその20年後の続編である『八葉鏡の徒桜』が連載中。


メガミ紹介

2019年10月現在、16柱のメガミがリリースされている。各メガミはそれぞれ独自の特性を持ち、宿した際のゲームの方向性をより特徴づける。また、一部のメガミにはカードのいくつかが入れ替わったアナザー版が存在する。


ユリナ

桜降る代に決闘を

象徴武器は

ゲームの顔となる最も基本的なメガミであり、公式小説『桜降る代の神語り』(以下『神語り』)でも主人公を努める。桜花決闘を愛するスポ根女子で、元は人間だったが英雄的な活躍の末にメガミになった。勝利至上主義の負けず嫌い。女子力は3/256。


システム面では多彩な攻撃カードによる素直なビートダウンを得意としている。初心者向けのメガミではあるが熟練者が使用しても非常に強く、正に基本にして王道、原点にして頂点の戦いが体感できる。サイッキョ。

特性は「決死」。彼女のいくつかのカードはライフが3以下のときに強化される。


アナザー版は人間時代、自らの家のために戦っていた頃の姿。カードの使いやすさは少々なりを潜めたものの、決死になったときの爆発力は格段に上昇している。象徴武器は古刀


サイネ

サイネ

象徴武器は薙刀

ユリナのライバルとしてデザインされたメガミ。『神語り』でもその冒頭でユリナと因縁を結び、その後の彼女との決闘の果てにメガミへと至った。盲目ながら磨き上げられた技は他の追随を許さない。神経質で気難しいが、押しの強い周囲の面々には流されがち。


システム面ではやはりビートダウン寄りのメガミであるものの、ユリナとは異なり対応(割り込み処理)による攻撃や連続攻撃を得意とする。また、切札にもユリナのそれと対になるようなカードがいくつか存在する。

特性は「八相」。彼女のいくつかのカードはオーラ(ライフを守る盾のようなもの)が0のときに強化される。


彼女は現在のゲーム内で、唯一アナザー版を二柱持つメガミである。

アナザー版一柱目は人間時代、トコヨと旅をしていた頃の姿。全体的な攻撃力が下がり、代わりに組み合わせたメガミの支援を行うカードが追加された。象徴武器は琵琶

アナザー版二柱目は新しい公式小説『八葉鏡の徒桜』(以下『徒桜』)冒頭に登場した、何らかの力によって変容した彼女の姿。条件が合えば相手の攻撃を強制的に終了させ、ライフダメージの大きい攻撃で奇襲するといった、非常にピーキーな戦いを行うメガミとなっている。象徴武器は拒絶


ヒミカ

センシティブな作品(画像右)

象徴武器は

炎を司るメガミ。人間好きで気さく、感情豊かで情熱的。一方で怒らせると手がつけられないという面も持ち、実際に『神語り』では大火を引き起こしている。バカ(公式)。


システム面では、存在するメガミの中で最も遠い間合から攻撃できるという特徴を持つ。このゲームは間合が最長である10から開始するため、これは他のどのメガミにも先んじて攻撃を開始できるという意味になる。また彼女はゲーム内数少ないドロー効果のあるカードを持つメガミであり、これらの要素からアグロ戦術を得意とする。

特性は「連火」。彼女のいくつかのカードはそれがターン中に使う3枚目以降のカードであれば強化される。


アナザー版は遥かな昔、原初のメガミとして人を寄せつけない存在であった頃の姿。性能はアグロから離れ、代わりにそれで相手を倒せなければ自分が敗北するという即死級の切札を持つ。象徴武器は


トコヨ

センシティブな作品

象徴武器は

芸術と永遠を象徴するメガミ。堅物の芸術家であり批評家だが、背の低い見た目通りの子供のような性質も持ち合わせる。大体ツンデレ。


システム面では相手の攻撃を回避や打ち消しで食い止めるパーミッション、そしてオーラを貫通し使用後に山札に戻る攻撃カードによるクロックを得意とする。公式の紹介文では「蝶のように舞い、蜂のように刺す」と評される。

特性は「境地」。彼女のいくつかのカードは集中力(桜花結晶を移動させて前進や後退といった基本動作を行うリソース)が上限である2のときに強化される。


アナザー版は正体を隠し、楽士として旅をしている姿。『神語り』でもこの格好で人間時代のサイネを連れ回していた。山札の回復や対応不可の攻撃によってクロックに磨きがかかった。象徴武器は


オボロ

ふるよに オボロ

象徴武器は。忍。

自然の中で生きる求道者にして生物学者。ストイックに己を磨く在り方に共感した人々が周囲に集い、この世界で忍と呼ばれる存在になった。共同体の中に身を置いているためかメガミとしては常識人で、その分他のメガミたちからの苦労を一手に引き受けているところがある。

また、おそらくはその博識を買われてだろうが、公式の運営するルール運用に関する質問受付のTwitterアカウントの回答役に抜擢されている。


システム面では伏せ札を活用した戦いが得意。特性は「設置」。このゲームでは集中力の他に手札を1枚伏せる(手放す)ことで基本動作を行えるが、彼女のいくつかのカードは特定のタイミングで伏せ札から使い回すことができる。ズルい。


アナザー版は『神語り』後半、里の忍たちを率いて戦いに赴いた際の姿。不利だった戦況を打開するアイテムを生み出すため、自分の左眼と左腕を犠牲にしている。アイテムの効果はゲーム内では一度だけ敗北を無効にするカードとして現れている。象徴武器は戦略


ユキヒ

(“裏”の姿)

象徴武器はおよび

縁と死という異なる二つの権能を持つメガミ。のんびりとしたお姉さん。ただし権能と同じく二人分の人格をその身に持ち、傘を開き簪を抜くことで裏の人格に入れ替わる。詳しい事情は『神語り』にて。


特性は「変貌」。彼女のほぼ全てのカードは表と裏の人格に対応した二つの効果を持ち、状態を切り替えることでそれらを使い分けることができる。表は中距離で扱いやすい攻撃を行い、裏は他のメガミが攻撃できない超至近に引きずり込むことで戦う。


アナザー版は現在までのところ実装されていない。


シンラ

[pixivimage:?]

象徴武器は

弁論と社会学のメガミ。世界を裏から操らんとする秘密結社のトップで、知性ある政治によって回る世界を理想とする。主人公ユリナに対するラスボスとしてデザインされたメガミであり、『神語り』でも桜花決闘の文化を存続させようとするユリナと最後に対決した。

知的かつ陰湿な立ち回りのキャラクターだが、最近では公式のネタの犠牲者になりつつある。趣味は論破。


システム面では相手の手札・山札への干渉やカードの封印など、デッキ破壊を得意とする。また付与カード(一定時間続くフィールド効果)と親和性があり、大量展開したこれが破棄される度に相手にダメージを与える“第二形態”に移行するカードを持つ。

特性は「計略」。彼女のいくつかのカードは二つの異なる効果を持ち、秘密裏に準備された計略トークンに従ってそのどちらかが解決される。計略の準備は事前に行う必要があるため、プレイヤーはゲームの展開を予測することが求められる。


アナザー版は海の向こうの地の衣装を纏い、自らの思想を広めようとする彼女の姿。全ての計略を一気に実行する大型の切札を持つ。象徴武器は経典


ハガネ

ハガネ

象徴武器は

大地を象徴するメガミ。天真爛漫な元気っ子。その性格を心配して、ユキヒやライラなど何柱かのメガミは保護者のように振る舞っている。極度に右脳派で感覚派。

金属の扱いに長けており、ヒミカの銃などは彼女の手によるもの。


システム面では、使いにくいながら強力な攻撃を行うメガミである。ライフにダメージを与える攻撃カードはたったの2枚しか持っていないものの、どちらも当たれば大ダメージが期待できる。また相手の先制を許さない妨害カードを多く持つことも特徴といえる。

特性は「遠心」。彼女のいくつかのカードは①そのターンに攻撃を行っておらず、②間合がターン開始時から2以上離れていないと使用することができない。当然その分強いぞ!


アナザー版は現在までのところ実装されていない。


チカゲ

ふるよに

象徴武器は

元は人間で、忍の里を抜けた暗殺者。とある事情から死を極度に恐れており、その一方で自らの宿すメガミ・ホロビ(ゲーム未登場)との間に共依存ともいえる絆を結んでいた。暗殺によって『神語り』で語られる動乱の原因を作った張本人であり、また事件の収束の立役者でもある。


システム面では相手のデッキに毒カードを送りつけ、手札上限を圧迫することで相手の行動を阻害する。ただし毒カードは状況によっては難なく処理できる可能性もあるため、相手の行動をよく読み、複数種類の毒の中から最も刺さるものを送ることが求められる。また、このゲーム唯一の特殊勝利を持つメガミでもある。

特性は「毒袋」。独自領域に5枚の毒カードを持つ。


アナザー版は『神語り』終盤、クルルの魔の手に落ちたホロビを救出するために立ち上がった彼女の姿。それまでの彼女の生き方を表していた特殊勝利カードを捨て、強力な攻撃カードを手に入れた。象徴武器は


クルル

「やっと見つけました!

象徴武器は絡繰

着想を象徴する狂気のメガミ。子供のような好奇心と純粋さを持つ科学者であり、研究のためなら人やメガミを実験台に載せることも躊躇わない。『神語り』では敵方の野望に発明品である「神渉装置」をもって協力し、世界を大混乱に陥れた。だいたいこいつのせい。


システム面ではゲームを破壊する。攻撃カードを使わずにダメージを与えるのは当たり前、1枚のカードを3枚に増やす、使用済みの切札を使い回す、果ては相手の切札を勝手に使用するなどやりたい放題。あのさあ。

当然ただでそんな勝手は許されない。特性は「機巧」。上のトンデモ効果の多くは、使用するために指定されたカードタイプ(「攻撃」や「付与」など)が表向きで場にある必要がある。


アナザー版は『徒桜』冒頭、未知の反応を求めて北限の地に探検に出かけた彼女の姿。絡繰の影響は相手のデッキにまで及び、更にはゲーム中にいきなりクイズ大会を開催する。象徴武器は機器


サリヤ

ふるよに二次創作

象徴武器は乗騎。バイクである。

褐色銀髪西洋鎧のお姉ちゃん。海の向こうからやってきたイレギュラー。『神語り』にて技師である主の護衛兼お付きとしてこの地を訪れたが、現地で起こった騒動に巻き込まれる形でメガミになった。変形するバイクに乗って戦う。えぇ……。


特性は「造花」。独自領域であるマシンに5枚の造花結晶を持ち、これを燃料として扱うことで攻守共に優れた性能を実現する。また造花結晶は間合に置いて擬似的な間合変化を表すことも可能。多くのメガミがなるべく自分の間合に居続けようとするのに対し、彼女は広い適正間合を渡り歩くように戦う。燃料管理には注意。

また、前述の通りバイクは変形する。変形先は異なる3種類から後出しで選ぶことができ、相手の戦い方に対して臨機応変な対応ができる。


アナザー版は現在までのところ実装されていない。


ライラ

commission

象徴武器は

風と雷を象徴するケモノ耳のメガミ。自然の知恵に長け、人よりは獣に近い天性のシャーマン。どちらかといえばたどたどしい言葉で話す。一人称は「らい」。


システム面では近距離で戦う正統派なメガミ。特性は「風雷」。風と雷の二種類のゲージを持ち、他のメガミのカードを使うほどにこれらのゲージが上昇していく。ゲージの上昇の振り分けによって、一柱で複数の戦い方が選択できる。


アナザー版は現在までのところ実装されていない。


ウツロ

陰陽のメガミ(画像右:ウツロ,左:ホノカ)

象徴武器は

旧いメガミが封印された姿。桜花結晶の塵化を司る。永らく封印されていたため無垢でまっさらな人格と孤独を怖れる心を持ち、『神語り』では自らを解放した敵方についていた。現在ではユリナやホノカと各地を巡っている。辛いものと一人遊びが好き。片付けが得意。


システム面ではフレーバーの通り、ダストにある桜花結晶(初期0)が増えるほどに強くなっていく。相手領域の桜花結晶をダストに送るカードを数多く持ち、最大の切札は相手のライフ3点を一気にダストに送ってゲームを終わらせる。

特性は「灰塵」。彼女のいくつかのカードはダストが12以上のときに強化される。


アナザー版は『神語り』最終盤、封印から解き放たれた彼女の本来の姿「終焉の影」。条件が整えば自分の山札7枚+αを全て除外し、超強力なカード3枚と入れ替える。このゲームは山札がなくなるとライフを支払って再構成するため、以降はほぼ枚ターン自分のライフを削りながらカードのパワーを相手に叩きつけ続けることになる。象徴武器は


ホノカ

象徴武器は

旧いメガミが転生した姿。桜花結晶の生成を司る。『神語り』では人間時代のユリナによって目覚めさせられ、誕生したばかりで未熟ながら彼女に力を貸していた。料理と裁縫が得意。あざとい。


システム面ではフレーバーの通り、序盤は弱いがゲームを進めるごとに強くなっていくカードを持つ。また、山札を循環させるカードをいくつか持っているのも特徴といえる。

特性は「開花」。彼女のいくつかのカードは使用後に別のカードに入れ替わる。


アナザー版は現在までのところ実装されていない。


コルヌ

北限の番人

象徴武器は。スケート靴の刃で殴るのはやめろ!

北限の番人。桜降る代の最北、雪と氷に覆われた北限の地に独り棲む。厳格な性格で遊びを許さない。

なお、彼女の切札の名前は全てアイヌ語が由来である。


特性は「凍結」。擬似桜花結晶である凍結トークンを相手のオーラに置き、オーラ上限(通常は5)を下げることができる。守りが弱るのはもちろん、ゲームの性質上オーラが埋まっていると前進や宿し(切札のコストに支払うためのフレアを貯める)が行えなくなるため、結果として相手の行動は強く阻害されることになる。


アナザー版は現在までのところ実装されていない。


ヤツハ

ふるよに!新メガミ楽しみ!

象徴武器は

新しい公式小説である『八葉鏡の徒桜』における主人公。北限の地で記憶を失った状態で目覚め、彼女の反応を検知してやってきたクルルと桜降る代を旅することになる。かなりの天然。


システム面では主に中近距離で攻撃する点はユリナに近いものの、彼女の攻撃はダメージが大きい分、全てのカードにデメリット効果がついている。総じて、運用には少し工夫の要るメガミであるといえよう。

特性は「鏡映」。彼女のいくつかのカードは、自分と相手の「オーラ」「フレア」「ライフ」の内、値が一致しているものが多いほど強化される。


アナザー版は現在までのところ実装されていない。



別名・表記ゆれ

ふるよに(略称)


公式ホームページ

桜降る代に決闘を

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