概要
彼女候補の1人で、デフォルト設定では橘みずきが通う聖タチバナ学園の生徒。
赤いロングヘアー(アホ毛付き)とメガネが特徴の美少女。良家のお嬢様であり、基本的には良識人で優等生。
しかし理由は不明だがみずきに対して強烈なライバル心を抱いており、ことあるごとにみずきを打ち負かそうとあれこれ画策しては軽くあしらわれて返り討ちに遭う、なんとも残念な美人。
その返り討ちの遭い方も、既に終わった定期テストの復習を(主人公を巻き込んで)徹底的に行って「次は絶対に勝てる」と意気込んだ次の瞬間に当のみずきから「次のテストで同じ問題が出るわけがない」と突っ込まれてショックを受けたり、みずきに激辛ハーブティーを飲ませようとして結局自爆してしまったりと、何かとギャグ的な描写が多い。
ストーリー中盤から終盤に起こるみずき率いる生徒会メンバーの野球部加入イベントの際には、みずきが理事長である祖父から野球部への加入を許してもらうために執った「主人公との恋人のフリ作戦」に麗菜も騙され、最初はみずきへの対抗心もあり主人公のことを冴えない男だと小馬鹿にしたものの、みずきに主人公の素晴らしさ(お世辞)を聞かされると「主人公を奪い取ればみずきに勝ったことになる」と考え、主人公に近付くためにマネージャーとして野球部に加入することになる。当然みずきの方は麗菜の性格を熟知した上で上手く利用しているだけである。
本来マネージャーであれば交流イベントが起きやすく、他校に比べて彼女にしやすくなることが多いが、展開の都合上麗菜は聖タチバナ学園では彼女にすることができず、仕様の上でも不遇な扱いとなっている。
ここまでを見ると扱いが悪いネタキャラのようにも思えるが、みずき絡み以外では至極真っ当な人物でもある。
上述のようにお嬢様育ちではあるものの、登校時に会った主人公に自分から声を掛けてあいさつし、みずき以外の人物に対しては基本的に丁寧語で穏やかに接するなど人当たりが良く、自分の家柄を鼻に掛けたり高飛車に接するような嫌味な描写も一切ない。マネージャーについても始めたきっかけはともかく、練習では選手の動きをしっかり観察し、素人の意見であることを前置きしつつも主人公に的確なアドバイスを送るなどきちんと仕事をこなしており、根はいたって真面目で善良であることが分かる。
良くも悪くもみずきの存在1つでキャラ性が左右されてしまう辺りは、ある意味聖タチバナ学園編というシナリオを象徴するキャラと言えるのかもしれない。
またアプリやサクセススペシャルではイベキャラとしては実装されていないが
サンタバージョンのみずきのイベントではみずきと同じバイトになりそこでもみずきに対抗心を燃やしている。
また、曾祖母の形見のハンカチを大切にしているという家族思いな一面もあり、聖タチバナ学園以外の学校でのみ発生する彼女としての出会いイベントではこれを誤って川に落として流されてしまい、絶望していたところを主人公に救われる。シチュエーション的にはありがちな一目惚れ展開にも見えるが、実際にはその後お礼などのために何度か主人公と交流を重ねるうちにお互い惹かれ合って交際に発展したことが語られており、きちんと相思相愛になった上で付き合い始めている。
交際時に発生する体育祭の騎馬戦応援イベントでは、競技中は強気な言葉で主人公を鼓舞しつつも、その後負けたとしても主人公を慰める優しさも持っている。
上述の通りみずきが絡むか否かで言動が大きく変わるため、聖タチバナ学園とそれ以外の高校だとまるで別キャラのようになる。恋人時の麗菜の口から直接みずきの名が出ることはないが、麗菜が彼女の状態でドラフトに指名されるとエンディングで置き手紙を残し、主人公から貰った愛と勇気を力にして自分も宿敵(みずきと思われる)と決着をつけるべく旅立ったことが語られる(なお、その日の夜までに帰ってくる予定)。
またドラフト指名されなかった時は修行の旅に出るから別れるという置き手紙を残してパワプロを見捨ててしまう薄情な面がある。
プレゼントではレア能力として「ハイボールヒッター」や「奪三振」などが入手できる可能性があるが、13の彼女システムの都合上こちらが高額のプレゼントを渡せば彼女のプレゼントの水準も上がるものの、同時にその場で破局する可能性も上がる理不尽なハイリスクハイリターンを強いられる仕様となっており、その理由も「他に好きな殿方ができた」という理由であっさり別れると言い出す尻軽な面がある。(ちなみに同作彼女候補の藤乃なつきの破局も同じ理由)。
13では交際期間の長さがエンディングプレゼントの質向上にも寄与するため、低額のプレゼントやプレゼント無しを選ぶことで交際を維持するのも手である。
ちなみに七夕のプレゼントには候補の1つとして特殊能力の「初球〇」が身に付く「新芽の茶葉」というものがある。聖タチバナ学園編ではハーブティーを振る舞うイベントもあることから、もしかしたら麗菜はお茶が好きなのかもしれない。