概要
高貴な生まれである姫君が継母にいじめられ、召使のように働かされるという平安版『シンデレラ』のような物語。
このような『継子いじめ』のテーマは物語のパターンとしてよく使われており、『落窪物語』はその先駆けともなった作品。
作者は不明で、成立は十一世紀頃と言われているが定かではない。原典は四巻で構成され、それぞれ『姫君へのいじめ』『少将による姫君の救出』『継母への仕返しと仲直り』『姫君たちのその後』が描かれている。
『落窪物語』にちなんだ現代の作品
小説
- 田辺聖子『おちくぼ姫』『おちくぼ物語』
漫画