概要
別名『冰龍』(ひょうりゅう)。初登場作品は「モンスターハンターワールド:アイスボーン」であり、本作のパッケージモンスターを務める。
ちなみに「冰」は「氷」の旧字体である。
氷属性を操る古龍としては、派生のフロンティアにはトア・テスカトラが、メインシリーズでもキリン亜種や地域によっては氷属性が付加されるクシャルダオラが存在しているが、純粋な氷属性の古龍種とするならばメインシリーズ初となる。
伝承によれば自然現象としての冷気(氷)を操り、周囲を極低温の環境下に変えてしまう程の強大な能力を持つとされる。
骨格はクシャルダオラやテオ・テスカトルに通じるドス古龍骨格を基本としており、氷を纏っている際には巨大な一本角を形成する。
過冷却水を放って周囲の冷気を瞬時に凍結させるのを基本戦法とする。この攻撃によって何も無い場所に突然氷塊や氷壁を生み出すことができ、ハンターを近寄らせない。
遠距離攻撃を主体としているが、尻尾の突きなどの肉弾攻撃もできる。
また強い光にも比較的強く、飛行中にスリンガー閃光弾を浴びせても墜落こそするものの即座に起き上がるため攻撃チャンスにはしにくい。
突如として起こったレイギエナの大移動を始めとした生態系の異変を追い、新たなフィールドである「渡りの凍て地」を舞台に、主人公達の調査団は生態系の異変の謎を探るべく、この古龍を追いかけることになる。
調査班によれば目撃例が少なく、口伝での伝承や雪山の登山者などからの僅かな目撃情報くらいしか伝わっていなかったようだ。
防具
防具名は「EXラヴィーナ」。氷で造った紳士服・ドレスのような出で立ちが特徴。
抜刀術【技】(抜刀攻撃にのみ会心率が上昇)や災禍転福(状態異常・属性やられを解除時、一定時間物理・属性・状態異常攻撃を強化)などが発動するほか、
シリーズスキルとして「冰龍の神秘」があり、2部位着用で会心撃【属性】(会心攻撃時、属性攻撃に上方補正)が、4部位着用で新スキルの「冰気錬成」が発動する。
これは納刀時に時間経過で武器に冰気が溜まって物理・属性攻撃を強化するスキルであり、
モンスターへの攻撃で冰気が減少するものの溜まる速度はかなり速い。
有志の検証によると最高で1.3倍の補正が乗り、それを前述の3つのスキルで威力を底上げするという火力に特化したスキル構成となっている。
基本的にどの武器種でも恩恵を得られるが、特に大剣とは抜群に相性が良く、
真・溜め斬りの存在で弱体化した抜刀大剣スタイルが十分実用圏内になって舞い戻ってきたという評価がされている。