概要
それ自体の摩擦力によって部材を接合する釘や、螺旋状の溝によって緊結するネジとは違って、鋲は接合の際に工具によって叩き潰して、任意の形に変形させることで部材を接合(カシメる)する。
基本的にはハンマー(エアハンマー)を用いて叩き潰すが、専用の治具を使って成形しながらカシメたり、表面から差し込んで専用の工具で中の棒を引き抜いて裏面側を変形させて接合する『ブラインドリベット』と呼ばれるものもある。
艦船や建築物などに用いられる、鉄製である一定以上のサイズのものはそのままでは叩いても変形しないので、炉などで赤熱してから使用する。