「見つけたわよ、ピエロ・ザ・リッパー!ジャスティスの仇、とらせてもらうわ!」「…はい?」高校受験の日、駅のホームで僕、仲西景は結衣さんと出逢った。彼女は“空想病”。発作を起こすと、正義の使者とかになりきってしまう。空想病にもいろいろあって、もし“劇場型”なら、他人に空想を感染させ、世界を滅ぼしかけたこともある危険な存在。だけど結衣さんは通常の“自己完結型”。そんな彼女に、なぜかつきまとわれる日々が始まった。発作を起こしていないときの彼女は、端的に言ってただのわがまま娘。空騒ぎに付き合ってられない。最初は、そう思っていた。―でも、それだけではなかった。
空色パンデミック
そらいろぱんでみっく
空色パンデミックとは、本田誠によるファミ通文庫のライトノベル。