概要
CV:小原乃梨子
江藤蘭世と江藤鈴世の母親。江藤望里(えとうモーリ)の妻。江藤椎羅は人間界の名前で、本名はシーラ=クレリー。作中では「シーラ」と呼ばれている。
狼一族の名門クレリー家の令嬢。吸血鬼であるモーリと種族を超えた駆け落ち結婚をした。ちなみに娘・蘭世はモーリの吸血鬼の力、息子・鈴世はシーラの狼の力を受け継いだ。
種族は狼女で、狼に変身したり、雨や雷を操ったり、他人の夢の中に入り込む能力を持っている。満月の夜には、シーラの意志に関係なく狼に変身する他、怒ると耳と牙が生える局部的な変身をする。そのため、怒るとかなりの迫力を見せる。その迫力は、魔界の使いが怯えて帰ってしまうほどである。
誕生日は1799年6月26日。蟹座。O型。専業主婦をしていて、子供のしつけには厳しい教育ママ。蘭世がテストで0点をとったと知ったときは、蘭世のお尻を叩くなどしてお仕置きしていた。
スレンダー体型でウェーブのかかったロングヘアーの美女だが、性格は短気でやきもち焼きでヒステリック。モーリとはしょっちゅう夫婦喧嘩をしているが、夫婦仲はとてもいい。いわゆる「喧嘩するほど仲がいい」夫婦である。
最初は、自分が種族を超えた駆け落ち結婚した苦労と経験から、蘭世が傷つくことを恐れて人間への恋に猛反対する。魔界の王子アロンが蘭世を好きになって江藤家に居候したときは、アロンと蘭世の結婚を画策する。蘭世とアロンをくっつけることに夢中になって、アロンが惚れ薬を使って蘭世を操っていたことにも気づかず、その計略を妨げたモーリからは「母親のくせに娘の異常に気付かないとは…」とあきれられて喧嘩になったこともあった。
だが、次第に考えを改めるようになり、俊が蘭世が人間でなくても受け入れてくれるならかまわないと、蘭世と俊を応援する考えになっていた。
番外編『江藤望里の駆け落ち』ではヒロイン。名門クレリー家の令嬢だが、半狼人間として誕生したことで、狼族では村八分にあい、祖母・羅々だけが唯一の味方だった。出会ったモーリとは、互いの種族の壁を越えて惹かれあい、駆け落ち結婚した。
生まれてからずっと半狼人間状態だったが、モーリの愛で人間の姿になる。人間状態の姿は蘭世によく似た美少女である。