バセドウ病
ばせどうびょう
バセドウ病とは、甲状腺疾患の一種。
概要
自己免疫疾患の一つで、甲状腺刺激ホルモン受容体に対する抗体が体内で作られて甲状腺を刺激することにより、代謝が必要以上に上がってしまい様々な体調不良を引き起こす。
ドイツの医師、カール・フォン・バセドウにより発見されたためこの病名がついた。
原因は現代に至ってもはっきりとは特定されていないが、なりやすい体質の遺伝やストレスも発症の一因とも言われている。
女性の方が発症率が高いとも言われているが男性患者も少なくはない。
症状
動悸や息切れ、指の震えを起こしたり疲れやすくなったり汗をびっしょりかいたりする。
人によっては眼球がせり出してくることもある。
イライラが酷くなることもあり、このために家族や同僚と険悪になることもあり精神的負担も軽くない病気である。
症状が紛らわしい他の病気も多いため、必ず専門家による診断を仰ぐことが大事である。