クトゥルフ神話に登場する架空の神性。
ハスターとは
風の属性に類する旧支配者であり、「名状しがたきもの」の異名を持つ。その名のとおり、外見に関する記述はない。
彼はかつて宇宙空間を自在に駆け回る力を持ち、地球上に君臨した形跡もあるが、現在彼がいるのは、ヒヤデス星団のアルデバラン周辺「黒いハリ湖」と呼ばれる場所である。
ハスターが姿を現すことができるのは、地球から見てアルデバランが中天に見えている時だけである。彼はクトゥルフとは対立関係にあり、彼ら旧支配者を追放した旧神のいるペテルギウス星が中天に上る間、ハスターとクトゥルフは安息所を求めて争うという。