概要
文庫版第4巻終盤から登場する小型の黒い犬。カタリナ・クラエスに懐き、彼女の飼い犬となる。
その正体は「闇の魔法」の使い手サラがキース・クラエスを実験体にして作り出そうとした闇の使い魔であり、「闇の魔法」の変異・結実によって誕生した顕現体である。
プロフィール
出演作品 | 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… |
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人物像
カタリナがキースから黒い靄を引き剥がして闇の魔法を解いた時に、「どうせなら子犬のような愛らしい形にでもなってれば…」と考えていたためか、黒い靄の残骸である黒い円から呼び出された使い魔は彼女に懐き、無理矢理引き離そうとしても黒い靄に戻って彼女の影に入る術まで身に着けてしまった。魔法省としてはその存在を放っておけないが、どうやってもカタリナから引き離すことができないため、仕方なくカタリナごと魔法省に迎え入れる事となった。これによってカタリナは魔法省へ入ることになった。
普段はカタリナの影の中に潜んでいるが、闇の魔力の研究を応用して試作された魔法道具でマリアのペットと化しているアレクサンダーが現れたり、闇の魔力の気配(本来の生みの親であるサラの存在や、闇の空間へ転移できる黒い石など)を感知したりすると勝手に外へ出てきてしまう。理由は不明だが、二度に亘ってジオルドの叔父が居る部屋の方へ駆け出してもいる。
第6巻でドラゴンの姿をした闇の使い魔と戦う時は、巨大化して影の狼へと変貌したが、これは実はゲーム『FORTUNE・LOVER Ⅱ』でカタリナが手に入れた使い魔と同じものである。この事実を知ったカタリナは、ポチが自分に懐いたのはゲームの強制力が働いたからではないかと恐れている。
なお、サラによれば闇の使い魔を宿した人間は闇に呑まれて精神が崩壊してしまうらしいのだが、何故かカタリナはポチと一緒に過ごしていても無事である。