ビフ・タネン
びふたねん
概要
物語を通しての悪役で、サラリーマンのジョージ・マクフライ(主人公:マーティの父)をアゴでこき使う悪徳上司。
PART 1
マーティ・マクフライがタイムスリップした過去の1955年では手下を引き連れた不良であり、
当時からジョージに対して横暴を働いている。
加えて若き日のロレインに気があったようで、何かと自分の彼女にしようとしていた。
マーティが過去に割り込んできた影響によりジョージに叩きのめされてしまう。
それから歴史が大きく変わってしまった1985年では、ビフはすっかり落ちこぼれてしまい、逆に小説家として成功を収めたジョージの世話係になっていた。
PART 2
2015年でも彼の血筋とマーティ一家との因縁は続いており、彼ソックリの孫息子がマーティの息子に対して横暴を働いている。ドクによると、彼らと共に悪事に手を染めてしまったことでマーティの息子は刑務所に入れられ、そこから芋づる式に家族に不幸が訪れるという悲惨な未来が待ち受けていた模様。それを防ぐべく、ドクとマーティらによって孫息子とその一味だけだが刑務所に送られる羽目になり、マーティの息子は救われた。
一方、年老いたビフはタイムマシーンの存在を知って過去へタイムスリップ。
なんと未来に関するデータ本『スポーツ年鑑』を過去の自分に手渡したのであった。
そのことにより、1955年以降過去のビフは競馬やサッカーくじといった賭博で大儲けし、それを元手に大富豪となっていく。そして、遂には彼がアメリカ全土を支配するという、改変された1985年ができてしまった…
しかしながら、1955年にやってきたドクとマーティにより、最終的に過去のビフはスポーツ年鑑を取り上げられてしまい、そこから(PART 1と同様に)たい肥を積み上げたトラックに衝突してしまい、成敗された。
…ちなみにタイムマシーンを悪用した年老いたビフは、過去の自分に年鑑を渡して帰ってきたところで、歴史改変の影響で徐々に体調に変調をきたしていき、最終的に消失してしまうという悲惨な末路を辿っている(ショッキングなシーンであるためなのか、本編ではカットされているが、未公開映像・DVDの特典映像として視聴することは可能)。ただし、上記のように歴史が元に戻ったことで最終的に彼の存在も元通りになっている可能性がある。
PART 3
『3』に登場する(『2』でも記念館で上映されているムービーの写真で先行登場していた)祖先のビュフォード・タネンはマッド・ドッグのあだ名で知られる凶悪な無法者。
なんと1885年に迷い込んで鍛冶師として働くドクがビュフォードともめてしまい、
ドクを銃殺するのであった!?
余談
彼を演じたトーマス・F・ウィルソンであるがシリーズ全三作を通じて本物のたい肥(クソ)に突っ込んだおかげで助演男優賞を会得した!?
関連タグ
ドナルド・トランプ - 脚本家のボブ・ゲイルによると1985年(改変)のビフは彼をモデルにしたらしい。2020年に地上波で同作が放送された際には、トランプが現職の大統領となり、国内を混乱に陥れていたことから、「まるで未来を予言しているかのようだ」と一部で話題になった。