ニニンがシノブ伝
ににんがしのぶでん
概要
美少女ギャグマンガのパイオ(ツマ)ニアこと古賀亮一がコミック電撃大王にて連載していたNINJA漫画である。
ドジで天然ボケな見習い忍者・シノブと正体不明の生物・音速丸が起こす騒動をユーモラスに描いている。ストーリーテリングよりも1コマ毎のコアでマニアックな小ネタの情報量で読ませるタイプのギャグマンガであり、読むのにすっごい時間がかかると劇中でもネタにしている。百合百合な雰囲気になる美少女・謎の生物・漫画やアニメなどに関するマニアックな会話・色っぽいお母さんなど、古賀亮一の漫画の特徴ともいえる設定が随所に盛り込まれている。
現在のところ古賀亮一作品の中で唯一アニメ化された作品である。
そして連載開始から20周年目にあたる2020年、WEBコミック配信サイトであるコミックNewtypeにて遂に続編が連載されることが決定した。
表題は「ニニンがシノブ伝ぷらす」である!
登場人物
不知火楓(しらぬい かえで)
県立白土高校在籍の一般人だが、ひょんなことからシノブと友人になった。言動がハキハキしているためか同性にもてるらしく(特にシノブに)、バレンタインデーには大量のチョコを貰う程。両親とも穏やかな性格で家庭生活は幸福なようだ。他の登場人物がほとんどボケ役ばかりなのでツッコミ役を担当し、い組からも「ツッコミガール」として認定されている。作品中で音速丸のセクハラに曝される一番の被害者だが、殆ど必ず直後に猛攻を加えてリベンジを果たしている。
雅(みやび)
私立忍者学園呪術学部呪術学科小等部に在籍するシノブの妹。姉とは対照的にしっかりした性格で、呪術の腕前もかなり高い(呪符を利用した術を多用する)。しかし、自分の呪術の腕前を過信して失敗することもしばしば。お姉ちゃん子だが、異性にも関心がある(同級生の美少年タケルに恋をしたり、男装した姉にそれとは気付かず、ときめいたりしている)。料理はやった事が無い。
サスケ
私立忍者学園忍者学部忍者学科所属で「い組」のクラス委員にして忍者代表("サスケ軍団"と称される為)。常に覆面をしているので素顔は不明。両目の部分だけが怪しく光っており、たとえどんなに蒸し暑い熱帯夜だろうが入浴時だろうが忍装束は脱いでも覆面だけは決して外さない(これは他の男子忍者にも共通)。頭の中は、思春期の少年のような異性に対する妄想・幻想(女の子はマシュマロで出来た妖精…など)でいっぱいだが、音速丸と違って女の子にセクハラ行為をしたり、手を出すようなことは決して無い。日ごろは専ら音速丸や仲間たちとオタク談義(モテトーク)に花を咲かせている。ちなみに仲間の忍者も同じ姿で見分けがつかない。音速丸の味方を装いながら、音速丸にひどいことをすることもしばしば(逆にひどい目に遭わされることもしばしば)。毎日の鍛錬により、なかなかいい体つきをしている。ソドム・ゴモラ兄弟との闘いは数少ない彼の見せ場であり、かなりの実力の持ち主であることが証明された。
アニメ、ドラマCDでは一くくりに全員サスケみたいな扱いになっていたが、一人ひとりにそれっぽい名前がある。
音速丸
(CV:若本規夫)
みんな大好き変態UMA。(詳細は記事参照。)
忍術学園の庭の池にいつの間にか住み着いた巨大鰐。最初はただのどう猛なワニさんだったが、サスケ達の教育のおかげで直立二足歩行と日本語での会話が出来るようになった。どういうことだってばよ。はっきり言って忍術学園のメンツの中で一番の実力者であり、性格もワイルドかつ紳士でとてもカッコイイ。
(CV:根谷美智子)
音速丸の元クラスメートで、忍術学園「ろ組」の頭領。美人で有能なくのいちであり、音速丸とは腐れ縁の友達。
(CV:夏樹リオ)
楓のお母さん。女子高生の母とは思えないほど容姿が若々しい美人さん。ちょっと心配になるほど優しくおおらかな人で、音速丸やサスケ達からも慕われている。
(CV:小野大輔)
不知火一家の大黒柱。こちらも奥さん同様おおらかで優しいお父さんで、忍術学園の怪しげな連中も余裕で受け入れている。
(CV:斎藤千和)
楓のクラスメート。アニメOPでは目立っているけど、実際の出番は殆ど無い。
TVアニメ
2004年7月から9月にかけてCBC、チバテレビ・テレビ神奈川・テレビ埼玉で放送された。
超豪華な声優・原作の雰囲気を絶妙に再現・腹筋崩壊ギャグのオンパレードといったファン感涙の出来であり、未だに根強い人気を誇っている。最近ではBlu-ray化も果たした。
主題歌
- オープニングテーマ「シノブ参上!」
作詞 - 森由里子 / 作曲 - 磯崎健史 / 編曲 - 鈴木Daichi秀行 / 歌 - くまのきよみ
- エンディングテーマ「くるくるりん」
作詞 - 松田モトキ / 作曲 - 渡辺未来 / 編曲 - 渡辺和紀 / 歌 - kaoru