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ボンベロの編集履歴

2020-07-08 16:46:37 バージョン

ボンベロ

ぼんべろ

ボンベロとは、平山夢明氏の小説『DINER』の登場人物にして主人公である。

「俺はここの王だ。ここは俺の宇宙であり、砂糖のひと粒までが俺の命令に従う」


「おまえは俺の友を奪い、また友を救いもした。今、俺のなかではおまえを救いたい気持ちと罰する気持ちとがせめぎ合っている。俺は自分から、どちらを選択しても後悔するだろう」


「ありがとうってなんだ!」「ありがとうって。ありがとうなんて言われることは、ひとつもしてない!」


プロフィール(漫画版より)

生年月日云わぬ
特技
好きなもの喰ってさっさと帰る者
嫌いなもの莫迦
好きな映画ゴッドファーザー
大切なもの菊千代
座右の銘平常心

演:藤原竜也

概要

殺し屋専用の食堂「キャンティーン」のオーナー。横暴かつ尊大な性格だが、料理の腕はプロ以上で、話を聞いただけで料理の味を再現してしまうほど。自分の仕事が日々焦燥しながら生きる殺し屋にとってのオアシスであることに誇りを持つ反面、店の秩序を守ることに厳しく、店内で狼藉を働く輩はたとえ“客”であっても容赦なく制裁を下す。食に対しても深い造詣と敬愛を持ち、「何を食うかが大事」を信条とする。


人をあまり信用しないタチで、ブルドッグの菊千代を唯一の相棒とする。


子供時代、組織の長であるデルモニコに拾われて殺し屋となり、後に「食は誰にとっても魂の救済であり、食によって殺し屋を癒し生きながらえさせる場所を創りたい」という彼の依頼で殺し屋から足を洗って現職に就いた。そのため、デルモニコに深い恩義を感じており、彼が何者かに謀殺された際は静かな怒りをあらわにした。


カナコに対しては愚鈍な人間であることを理由に当初は嫌悪と侮蔑を顕わにして対応し、今までの他のウェイトレス同様すぐ死んでも構わないと見下していた。しかし彼女がボンベロに対しても臆せず相対する姿勢を見せ、死が常態化した裏の世界で人間としての力強さを身に着けていく中で彼女を見直し、彼女を生かしてやりたいという意思に目覚めるようになる。


漫画版では独自に幼少期からの生い立ちが描写されており、自分に関心の無い母と義父の暴力、挙げ句には信頼していた人物から強姦されそうになるなど救いのない世界に打ちひしがれている中、桐生貿易商会なる組織に拾われ、真の漢になる方法を教わりつつ料理の技術を学ぶ様が描かれた。また、後に相棒に付けることになる菊千代という名は、商会に入る際に組員から付けられた彼のあだ名である。そういった境遇故か、似た境遇のキッドと戦った際にはキッドを本名で呼んだり、彼の最期を見届けた際には悲しげな表情を浮かべていた。

関連項目

DINER

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