チック・ヒックス
ちっくひっくす
概要
一人称は「俺」。ヒゲ型のフロントグリルが特徴で、サポートするピットクルーにも付けヒゲをさせている。
万年2位のベテランで、レース実況からは「(長年レース王者の)キングのリアウィングを追いかけて来た。今年こそキングに勝てると思われた時に思わぬ伏兵が現れた」と紹介されている。その伏兵というのが彗星の如く現れたスーパー・ルーキーの主人公ライトニング・マックィーンで、ピストン・カップで一番のライバルとなる。
辛辣な皮肉屋で野心を内に秘めており、レースでは車体をぶつけて後続車の大クラッシュを誘発させる等卑怯な手を使う。
作中の動向
1作目でのディズニーヴィランズである。
勝つことしか考えない態度は当初のマックィーンそのもの。
冒頭のレースで先述の大クラッシュで多数のリタイヤ車を出させ、結果的にマックィーンとキングとの３台同着になった。
マックィーンが行方不明になった後は観客や取材陣が集まり、彼の真似をして雷のステッカーを付けて「カチーカ」と言っていた。
最終レースでは新たな仲間たちとスキルを得て成長したマックィーンに圧倒され、絶対的に不利なポジションを取られる。すると最後までキングの後ろに付くのは嫌だとゴール寸前で彼を突き飛ばして怪我を負わせ、心配したマックィーンが急停止した間にゴールして優勝する。
その卑怯なやり方が災いして一部始終を観ていた観客や取材者達からは怒りを買い、愛想を尽かされてしまう。その際に優勝カップや紙吹雪を投げつけられる形で渡され、本人は自分のやった事を何一つ反省や自覚する事もなく戸惑い、ブーイングを浴びながら会場を逃げるように去ったのであった。
その後は３作目であるカーズ3にも登場。この時にはすでにレーサーを引退してコメンテーターに転身しているが、皮肉な性格は健在であ相変わらず嫌味なヤツである。