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火輪を抱いた少女の編集履歴

2020-08-14 09:03:51 バージョン

火輪を抱いた少女

かりんをだいたしょうじょ

火輪を抱いた少女とは、七沢またりによるライトノベル小説である。

概要

2014年12月、オンライン小説投稿サイト『小説家になろう』にて連載を開始し、翌年の2月に完結。作者は七沢またり。

後にKADOKAWAエンターブレインから書籍化。全3巻。イラストは流刑地アンドロメダが担当。


非道な実験から生き残った主人公が、後継者争いで荒れる大陸で軍人として名乗りを上げ、様々な強敵と陰謀に立ち向かい幸せを求めるファンタジー戦記。

前作の『死神を食べた少女』と同じ世界観で、前作から十年後の別の大陸が舞台となっている。


あらすじ

ホルシード帝国のとある研究施設で、特別な教育と実験を受けていた赤毛の少女・「実験番号13番」

最後の実験で死亡したかに思えたが奇跡的に息を吹き返した少女はノエルと名乗り、“幸せになりたい”という夢を叶えるためにひそかに逃げ出す。

その後、後継者争いに荒れるコインブラ州太守の兵士となり、人間離れした力と才覚ですぐにその頭角を現す。炎が出る二叉の槍を片手に戦いの先には“幸せ”があると信じ、ノエルは戦場を駆け抜ける。


登場人物

  • ノエル=ヴォスハイト

主人公。赤毛の少女。年齢は16歳ほど。

飄々として能天気で子供っぽい性格だが、それとは裏腹に物事をかなりシビアに考えていることが多い。また、敵と見なせば知人でもあっさり割り切って躊躇うことなく殺害するなど、倫理観が欠如している。一方で、雨の日だとかなり陰気になる。

得物は赤い二叉槍と鉄槌。双叉槍は突かれると燃え上がる謎の特性を持ち、常人では持ち上げることがままならないほどの重さを持つ。

元はホルシード帝国の皇帝の主導の下で秘密裏に行われていた“太陽の化身”と称する人間を超越した存在を創る「黎明計画」の実験体で「13号」と呼ばれていた。最後の実験で“太陽の血”と呼ばれる液体を飲んで一人を除き他の実験体仲間とともに息絶えたと思ったが、墓地に遺棄された後に息を吹き返す。同じ実験体仲間が持っていた絵本の主人公・ノエルから名前を取って「ノエル」と名乗り、幸せになる方法を探すために飛び出す。

その後、コインブラ州のゾイム村に赤い二叉槍を携えて現れ、そこに移住。のちに「赤輪軍」と名乗る反乱軍に一時加わるも、すぐに離反してコインブラ軍に加わる。のちに太守に姓を与えられた際、「ヴォスハイト」を要望して以後はそれを名乗る。

黎明計画では能力の低さに出来損ないの烙印を押されていたが、最後の実験の後は常軌を超える身体能力と先見の明に溢れる智謀を見せるようになる。のちに数々の戦功を挙げ、容赦無い所業(半分はリグレットの所為)によって、敵味方問わず“悪鬼”と呼ばれ恐れられる。


  • シンシア=エードリッヒ

コインブラ軍の金髪の女騎士。

エードリッヒ伯爵家の長女。


  • リグレット=グランブル

ノエル隊の副官。元コインブラ軍近衛兵。

将軍であるウィルム=グランブルの長女。


  • バルバス=バウ

ノエル隊古参の巨漢。『白蟻党』と呼ばれる元鉱夫達の賊軍の首領。


  • ファリド=アライン

バハール軍の将。

コインブラ太守と敵対するバハール太守の腹心の若者。

元々は「黎明計画」の実験体で「8号」と呼ばれていた。実験体の中で特に優秀な能力を持ち、最後の実験で唯一生き残り、強大な力を得る。後にバハール太守に仕える。

当時「13号(ノエル)」と呼ばれていた少女に想いを寄せていた様で、彼女が生きていたことに驚いていた。

ノエルに立ちふさがる最大の敵。


関連タグ

小説家になろう 死神を食べた少女


外部リンク

火輪を抱いた少女 - 小説家になろう

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